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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第154話
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いだよ?」

レクター少尉の話を聞いたミリアムは不満げな表情をした。



「飛行船を使わずに空を飛ぶ……?―――あ!それなら私はミルモの力で空を飛べるわ!」

「ユーシスもあの天馬を使えば可能じゃないか?」

「ああ……俺のアルバレア号なら後一人乗せられるな。」

ある事を思いついたアリサは声をあげ、ガイウスに視線を向けられたユーシスは静かな表情で頷いた。

「それじゃあメサイアと契約している俺はミリアムかユーシスの飛行手段に頼った方がいいな……」

「―――いえ、飛行手段なら私が用意するわ。」

そしてリィンが提案しかけたその時、アイドスがリィンの傍に現れた。



「アイドス?アイドスが用意するって一体……」

「フフッ、私はこれでも”女神”よ。アリサが契約している精霊のように貴方や貴方の仲間達に光の翼を生やす事は可能よ?」

「ええっ!?」

「ハハ……そう言えば女神の身体を持つセリカさんも翼を生やした事もあったな……翼と言えば、エステル君が自分が契約している天使族のニル君の力で自分の背に翼を生やして戦っていた事もあったが……」

アイドスの答えにリィンが驚いている中、その様子を苦笑しながら見守っていたオリヴァルト皇子はある事を思い出し

「天使……?―――あ。それじゃあサラさんも……」

「サラも契約しているね。それじゃあサラならわざわざアイドスの力を借りなくても自力でいけるんじゃないの?」

オリヴァルト皇子の言葉を聞き、何かに気付いたゲルドとフィーはサラ教官に視線を向けた。



「…………―――バルディエル!今のオリヴァルト殿下の話―――アンタの力であたしの背に翼を生やす事は可能なの?」

そして考え込んでいたサラ教官がバルディエルを召喚して真剣な表情で尋ね

「わざわざ呼び出して何を聞くかと思えば………そのような簡単な事、この我ができない訳がなかろう?」

「ア、アンタね……!そう言う事はもっと早く教えなさいよ……!」

バルディエルの答えを聞いたサラ教官は顔に青筋を立ててバルディエルを睨んだ。

「そんじゃあ俺は正攻法でクロスベルに入国できないかを試して、それができたら空からクロスベルに侵入したお前らと合流する。遊撃士の俺ならクロスベルにある遊撃士協会の支部の”応援”としてクロスベルに正攻法で入国できるかもしれないしな。」

「ありがとうございます……!トヴァルさんもいたら、心強いです……!」

トヴァルの話を聞いたリィンは明るい表情でお礼を言った。



こうして……エレボニアが国として生き延びる方法の可能性を作る為にクロスベルにいるマルギレッタに接触するリィン達A班、ツーヤに接触するセレーネ達B班、そしてリベールに向かっ
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