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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第154話
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クロスベルが独立した時にクロスベルにいて、そのまま結界のせいでクロスベルに缶詰になっていたんだよね?」

「まあな。今どこにいるかは大雑把になるが、そのくらいならわかるぜ。」

「本当ですか!?」

「それでマルギレッタ様はどちらにいらっしゃるのでしょうか?」

ミリアムの質問に答えたレクターの答えを聞いたリィンは顔色を変え、エリスは不思議そうな表情でレクターに尋ね

「”クロスベル帝国”の首都になると思われる都市――――”クロスベル市”だ。今はそこで”六銃士”達が連れて来た優秀な仲間達と共にクロスベルの復興をしているはずだ。」

レクター少尉は真剣な表情で答えた。


「クロスベル市ですか……そうなるとやはり問題は入国方法ですね。」

「”カレイジャス”の事は恐らく向こうも知っている可能性は高いから正規の方法での入国は正直難しいだろうね……」

「ああ……恐らく拘束される事はないと思うが、事情聴取はされる可能性は高いと思う。」

「それに今は二大国と戦争中だから、凄く警戒しているかもしれないよね……?」

レクター少尉の答えを聞いたマキアスは複雑そうな表情をし、ジョルジュやアンゼリカ、トワもそれぞれ考え込んでいた。



「……ちょっと待て。そこのアランドール少尉はクロスベルから帰って来たような事を言っていたが……一体どうやってクロスベルから出国できたんだ?」

その時何かに気付いたユーシスが真剣な表情でレクター少尉を見つめて尋ね

「あ〜、残念ながら俺の場合は真正面から堂々とベルガード門から出た。クロスベル解放を手伝った”報酬”として、厳しいチェックをパスして国境のベルガード門から出る事ができてそのまま徒歩でガレリア要塞跡の臨時拠点に向かったんだ。悪いが抜け道の類は使ってねぇし、見つけてもいねぇ。」

レクター少尉は疲れた表情で答えた。



「厳しいチェックという事はやっぱり身元を確かめられるのでしょうね……」

「ま、今は戦争の真っ最中なんだし、そもそも外国に入国する事になるから、そのくらいはあるでしょうね。」

不安そうな表情をしているエマの言葉に続くようにセリーヌは静かな表情で答えた。

「俺が見た感じ空の防備は大した事なかったから、空からなら侵入できると思うぜ?………ただ対空レーダーくらいは設置されてあるだろうし、後々の事を考えるとこのカレイジャスでクロスベルの領空に侵入したという事実はバレたら不味いから、万が一見つかった事を考えるとカレイジャスでクロスベルに潜入する案は止めたほうがいいと思うぜ。」

「え〜、それならボクがガーちゃんに乗せて貰うみたいに飛行船を使わずに空からベルガード門を超えるしかないじゃん〜。ガーちゃんで運べるのはボクとせいぜい一人くら
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