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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第153話
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「フフッ、確かに”国を救う”事になるのだから、そうなるな。」

「”英雄色を好む”って諺通りだね。」

マキアスは呆れた表情でリィンを見つめ、エリオットは苦笑し、からかいの表情をしているユーシスの言葉にガイウスは静かな笑みを浮かべて頷き、フィーはジト目でリィンを見つめた。



「ほえ〜……確かにそれならエレボニアが滅亡せずにすむ可能性が出て来たね〜……」

「ア、アハハハハハハハハッ!さすがは多くの皇族達に加えて”氷の乙女(アイスメイデン)”すらも落とした色男ね〜?」

「全くだぜ。この超生真面目女まで落とした話を聞いた時はリィンがギリアスのオッサンの息子だって知った時よりも驚いたぜ〜?」

「サ、サラさん!?それにレクターさんも!今の件と私の件は関係ないでしょう!?」

ミリアムが呆けている中、腹を抱えて笑い続けるサラ教官と口元をニヤニヤさせるレクター少尉にクレア大尉は顔を真っ赤にして指摘した。

「……………………」

(アハハハハハハハハッ!さすがは多くの”皇族”を落としたご主人様ね♪)

(まさか重婚で”国を救う”とは……これはさすがの私も予想外です。)

(私もマスターの罪作りな所が役に立つ時が来るとは思いませんでした。)

(クスクス、リィン以外では絶対に不可能な方法ね。)

リィンが石化しているかのように固まっている中、ベルフェゴールは腹を抱えて笑い、リザイラは静かな笑みを浮かべ、アルティナは目を丸くし、アイドスは微笑んでいた。



「さてと。話を戻すが、メサイア君。リィン君と結婚する意志はあるかい?」

「えっと…………リィン様が構わないのでしたら、私は構いませんが……」

オリヴァルト皇子に問いかけられたメサイアは頬を赤らめてリィンを見つめながら答え

「うふふ、決まりですわね♪」

「で、殿下!?俺の意志はどうなるんですか!?」

嬉しそうな表情で答えたアルフィン皇女の話を聞いたリィンは我に返り、慌てた様子で尋ねた。



「おいおい、まさかとは思うがアルフィン皇女殿下達と結婚をしないつもりじゃないよな?エレボニアが国として生き延びる方法の可能性はマジでそれしか今の所ねぇぞ?他にも方法があるなら言ってみろよ?というかお前の場合、もう既にたくさんいるんだから、”今更”一人二人増えても問題ないだろ〜?」

「うっ……!そ、それは…………」

しかし口元をニヤニヤさせるレクター少尉に問いかけられると冷や汗をかいて答えに詰まり

(ニシシ、レクター、滅茶苦茶楽しんでるね〜。)

(ミ、ミリアムちゃん。)

ミリアムの小声を聞いた隣の席にいるエマは冷や汗をかいた。



「それに三国の皇族達がお前さんとの重婚によって婚姻を結ん
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