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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
幕間二 〜三国の試練〜 第152話
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ァン陛下直系の一人娘にして、シルヴァン陛下の跡継ぎ――――メンフィル皇帝になる事が既に決まっている皇位継承権第一位を持つ皇族だ。そんな彼女ならば重犯罪者の判決についても介入ができると思うよ。」

「やっぱそうなるよね。」

「後は現メンフィル皇帝のシルヴァン皇帝もそうだけど、前のメンフィル皇帝だった”英雄王”も当然口を出せるだろうね〜。」

アンゼリカの説明を聞いたフィーは納得し、ミリアムは静かな表情で推測し

「リフィア殿下ですか………エリスさんの件でアルティナさんを処刑したくらいですから、正直難しいですね……」

「誘拐を実行したアルティナを許さなかったのだから、当然それを命令したクロチルダさんの事も許していないのだろうな……」

エマとガイウスは複雑そうな表情で考え込んでいた。

「それ以前に殿下達が俺達に面会して話を聞いてくれるかどうかが問題だぞ。」

「……アンタ達が”守護の剣聖”に頼んで、”聖魔皇女”に口利きしてもらう事は無理かしら?」

重々しい様子を纏って呟いたユーシスの言葉に続くようにセリーヌはリィンとエリスを見つめて尋ねた。



「……正直わからない……メンフィルがエレボニアとの開戦を決定してから以降俺達にもメンフィル帝国の情報を話さなかったエリゼの様子を考えると、仕事に私情や縁故を持ち込まないタイプに思えるからな……」

「姉様は皇族の……それもメンフィル帝国を統べる皇帝の跡継ぎの専属侍女長という大任を務めているのですから、例え私や兄様の頼みでも、聞いて頂けない可能性が高いと思います。」

セリーヌの問いかけに対し、リィンとエリスは複雑そうな表情で答えた。

「あ、あの……イリーナ皇妃はどうでしょうか?夏至祭の時もあの方の意見でリウイ陛下もわたくし達を許す事を決めたのですし……」

その時ある事を思い出したアルフィン皇女が提案した。



「”聖皇妃”ですか……確かに”英雄王”の愛妻の彼女なら”英雄王”達を説得できるかもしれませんし、彼女の慈悲深い性格も考えるとあたし達の頼みにも応じてくれるかもしれませんが……それ以前にイリーナ皇妃に面会できるかが問題ですね……」

「下手をすれば、リフィア殿下に面会するよりも至難の技かもしれぬな……」

「そうなると……メンフィルの皇族達に頼る方面は難しいかもしれないね……」

「で、でも二人の判決に介入できて減刑できるとすれば、その方達だけだと思うよ?」

サラ教官とラウラは複雑そうな表情で答え、ジョルジュの言葉を聞いたトワは不安そうな表情をした。



「………ごめんなさい。」

「ゲルド?」

「えっと……どうしていきなり謝るのかしら?」

その時辛そうな表情で顔を俯かせているゲルドに気付い
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