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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
幕間二 〜三国の試練〜 第152話
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に暴走して馬鹿な真似をするつもりならあたし―――いえ、”トールズ士官学院の教官全員”が力づくでもあんた達を止めると思いなさい!それにもしあんた達がそんな馬鹿な真似をしたらあんた達だけでなく、あんた達の家族までも責任を問われる可能性がある事も頭に入れておきなさい!いいわね!?」

「………………」

サラ教官の念押しにZ組のメンバーは辛そうな表情で黙り込んでいた。



「それじゃあクロウ達が処刑されるのを受け入れろって言うんですか!?」

「そこまでは言ってないわ。クロウ達の救出は諦めて処刑は免れる方法―――”減刑”の方法を考えるのが”最善の方法”よ。」

悲痛そうな表情をしているリィンの反論に対してサラ教官は静かな表情で答え

「”減刑”ですか……クロウさん達がエレボニア帝国に拘束されていれば、お父様や私達―――――”皇族”の権限でできると思うのですが……お二人はメンフィル帝国に拘束されてしまったのですから、”減刑”ができるとすればメンフィルの皇族の方達ですわね……」

「……アンはレン姫の秘書兼護衛だよね。レン姫に何とか二人の減刑は頼めないのかい?」

「それにレン姫が無理ならプリネがいるんだから、プリネに何とか減刑できるように頼める事もできるかもしれないよ……!」

辛そうな表情をしているアルフィン皇女の推測を聞いたジョルジュは真剣な表情でアンゼリカを見つめて尋ね、エリオットは明るい表情で提案した。



「……難しいと思うよ。君達も既に気付いていると思うけどレン君は可憐な見た目の上普段は子供らしい一面を見せているけど、仕事になると”一人前の皇族としての態度”で私情は持ち込まなく着実にこなすタイプだし、例え彼女を説得できたとしてもそもそもレン君の権限ではあの二人の減刑はできないと思うよ。」

ジョルジュの問いかけに対し、アンゼリカは重々しい様子を纏って答え

「ええっ!?皇族なのに、恩赦とかで犯罪者の減刑もできないんですか……!?」

アリサは驚きの表情で尋ねた。

「……確かにレン君は皇族だけど、養子の身の為皇位継承権すらない彼女では犯罪者―――それも極刑が降される程の重罪を犯した犯罪者の判決について口を出せるような権限は幾ら何でも持っていないと思うよ。―――それと皇位継承権の順位が下から数えた方が早いプリネ君も無理だと思った方がいい。」

「そうなると、当然わたくしやツーヤお姉様にもそのような権限はないのでしょうね……」

「そ、そんな……それなら一体誰なら可能なんですか!?」

アンゼリカの答えを聞いたセレーネは辛そうな表情をし、マキアスは必死の表情で尋ねた。



「―――確実に可能だと思えるのはやはりリフィア殿下だね。彼女はなんといっても現メンフィル皇帝シルヴ
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