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心の剣
8部分:第八章
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第八章

22.一人で泣いてる君へ
 誰もいないところで  寂しく泣いている君

 泣きたくなる時が誰だってあるさ  今は泣けばいい

 泣き終わったら歩きだせばいい  皆そうだから

 人は泣いていって強くなるもの  涙は流すもの

 悲しい時だってあるから  その時は泣くんだ

 泣いて泣いて最後まで泣いて

 そしてまた歩きはじめるんだ  それでいいんだ

 泣き止んだらまた歩こう  皆一緒に

 涙を拭いて悲しいことを胸に収めて

 
 歩きだせばいいんだ  少しずつでもいいから

 涙を見せないで  それは一人で泣いて

 誰にもそれは見せずに  一人泣いている君

 泣きたくなるからそれだから  今は泣けばいいさ

 けれどそれが終わったらまた  一緒に行こう

 泣き終わったらまた足を出して  涙を拭いて

 どんな時だって泣けばいい  我慢はせずにね

 泣きたければ泣いてそれで
 
 終わらせてまた歩きだすんだ  それでいいのさ

 涙はこことに収めてさあ  今また再び

 明るい笑顔を顔に称えて歩こう
  

 泣いて泣いて最後まで泣いて

 そしてまた歩きはじめるんだ  それでいいんだ

 泣き止んだらまた歩こう  皆一緒に

 涙を拭いて悲しいことを胸に収めて


 
23.糸紡ぎ
 からから回る思い出は  糸紡ぎと同じだね

 君と一緒だった思い出は  今はもう巡るだけ

 思い出しても仕方ないのに思い出す

 そんな思いが回っているだけなんだ

 君がいなくなって僕は君のことを思ってばかり

 あの時で心は止まっているよ

 もういなくなった君の声  それが糸になって

 僕の心に絡まるけれど  それはからから回るだけ

 過去の心は動きはしないものだから

 君の言葉が切ない記憶になってからから回る

 その言葉だけが思い出になっているよ

 
 からから回る糸紡ぎは  見てると思い出す

 君がいたあの季節達が  存在していたのを

 思い出すては消えていく切ないものだよ

 もう絶対に会えない君の切ない思い出

 あの時君を引き止めていたら僕は

 こんな糸を紡がなかった

 僕の持っている糸は君の記憶  それを糸にして

 僕の心に絡ませて  からから回らせているだけさ

 思い出しても何にもならないけれど

 君のことを忘れたくはないからこうして

 一人心の糸をからからと紡ぐのさ


 過去の心は動きはしないものだから

 君の言葉が切ない記憶になってからから回る

 その言葉だけが思い出になっているよ


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