第38話(5章終了)
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……どのような仕組みになっているのだ?」
「うふふ、今度は誰かしらね?」
封印石に気付いたエステルは驚き、エクリアは静かに呟き、それを聞いたティオは驚き、ラグタスは考え込み、レンは興味深そうな様子で封印石を見つめた。そしてリースは封印石を手に取った。
「…………”影の王”の言葉を信じるならこの封印石の中には”聖なる妃”が封じられていると思います。」
「え…………じゃ、じゃあ………!」
「……………イリー………ナ……………」
リースの推測を聞いて驚いたエステルはエクリアを見つめ、見つめられたエクリアは辛そうな表情でリースが手に入れた封印石を見つめていたその時!
「クク………相変わらずの鋭さだな。」
なんとリース達の目の前に”黒騎士”が現れた!
「あ………」
「へっ………!?」
「黒ずくめの仮面の騎士………話にあった”黒騎士”か………!」
黒騎士の登場にフィーナとエステルは驚き、アドルは警戒した表情で黒騎士を睨んだ。
「黒騎士………性懲りもなく現れましたか。」
「フフ、神父の方はいまだ人事不省の身か。しかし”聖痕”の力を”外法狩り”にしか使えぬとは。クク………何とも虚ろで無様なことだ。」
「…………っ……………」
黒騎士を睨んだリースだったが、黒騎士の言葉を聞き、辛そうな表情をした。
「しかし、ここに辿り着くのはもう少し手間取るかと思ったが………どうやらこの”星層”にあった駒共と、幾多もの国々を救い、もはや”英雄”の域に達する”冒険家”はいささか規格外だったようだな。」
「あら………ということはレンのことね。うふふ、お姉様達を差し置いてそう言われるなんてちょっと気分がいいわね♪」
「……………………」
「………その中には私も入っているんでしょうか?正直、この中では私だけ仲間外れな気がするんですが………」
黒騎士の言葉を聞いたレンは小悪魔な笑みを浮かべ、アドルは黒騎士を睨み、ティオはジト目で黒騎士を見つめて呟いた。
「クク………そんな事はない。”G”の”叡智”の恩恵を受けし娘よ。」
「「!!」」
しかし黒騎士の言葉を聞いたティオとレンは目を見開いて驚いた!
「クク………どうだ?同じ”叡智”の恩恵と出会った者と出会った気分は?」
「………貴様、何を言っている?」
不気味に笑っている黒騎士をリシャールは睨んで尋ねた。
「………まさか貴女………………」
「…………………………」
「………どうした、ティオ。顔色が悪いぞ。」
一方黒騎士の言葉から何かを察したレンは信じられない表情でティオを見つめ、見つめられたティオは顔色を青褪めて黙り込み、その様子に気付いたラグタスはティオを心配し
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