第37話
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ステルに尋ねた。
「へ?うん、そうよ。こないだのイリーナさんの結婚式で契約主である人間―――エリィさんと一緒に会った事があるの。」
「メヒーシャが生きていた事や我が現在いる世界にいる事も驚いたが、まさか人間嫌いのあのメヒーシャが人間と契約をしていたとは………」
「ラグタス?そのメヒーシャという方はお知り合いなのですか?」
エステルの話を聞いて驚いているラグタスにティオは尋ねた。
「うむ。我の世界の仲間だった者だ。………そんな事より、ティオ。これからどうするのだ?」
「………………………………」
ラグタスに尋ねられたティオはその場で黙って考え込んだ。
「ねえ………あたし達、みんな自分の世界に帰る為に今、探索をしているんだ。この拠点は安全だから、ティオちゃんはここにいてくれないかな?元の世界に帰る手段を見つけたら、ティオちゃんにも教えてあげるから。」
「そうね。それが一番いいわ。」
そこにエステルが提案し、シェラザードは頷いた。
「…………いえ。私も協力させて下さい。」
「へ…………」
「君が?確かに君が呼び出した天使の方がいれば、心強いけど………」
「さすがに戦えねえガキは連れていけねえぞ。足手纏いにしかならねえからな。」
「ア、アガットさん。そんなにハッキリ言わなくても………」
しかしティオの申し出にエステルは驚き、ヨシュアはラグタスを見て言い、アガットはハッキリと言い、それを聞いたティータは慌てた。
「(ム…………)…………ご心配には及びません。こう見えてもある程度の魔術を扱えますし、戦術オーブメントも持っていますので後方からの援護は可能です。」
アガットの言葉を聞いたティオは一瞬アガットをジト目で睨んだが、すぐに冷静な表情に戻して静かに答えた。
「へ!?」
「もしかしてアーライナもしくはイーリュンの信徒の方なんですか?」
ティオの話を聞いたエステルは驚き、クローゼは尋ねた。
「いえ。……………昔、ペテレーネさんに魔術を教わった事があるので。」
「お母様が……貴女に?」
「聖女様に!?」
「それは初耳ね…………」
ティオの説明を聞いたプリネ、エステル、シェラザードはそれぞれ驚いた。
「それと私にはこれがありますので。」
そしてティオは杖のような武器を掲げた。
「機械仕掛けの…………杖?」
ティオの武器を見たヨシュアは不思議そうな表情で呟いた。
「『魔導杖』といいます。この杖は今の形態だけではなく剣、銃のモードにも変型できますので臨機応変な戦いが可能です。………開発中のこの杖のテストの為にもちょうどいいので、連れて行って下さい。」
「そ、そ
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