第37話
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トーです。よろしくお願いします。できれば説明の方をお願いしたいんですが………」
「そうですね。実は…………」
少女―――ティオは軽く頭を下げてお辞儀をした後、リース達を見て尋ね、リース達は状況を説明し、自己紹介をし合った。
「……………リベールの”導力停止現象”の原因となったアーティファクトの関係で今回の件が…………私達の世界とは異なる異空間………私達の世界にはいない『魔物』や『悪魔』の存在……正直、信じられませんが、実際、こんな異空間もある上、上位属性が働いているんですから、信じる他ありませんね………(人の想念に反応する世界…………だから、私の背中にあるはずの黒い翼が今はないのですね…………)」
事情を聞き終えたティオは信じられない表情をした後、心の中で自分が長年悩んでいる一つのある特徴が今、自分にない事に納得しながら静かに呟いた。
「へ………」
「わかるんですか?」
ティオの言葉を聞いたエステルは驚き、リースは驚いた表情で尋ねた。
「はい。少し特殊な体質ですので。」
尋ねられたティオは静かに頷いた。
「………ティオと言ったわね。貴女から天使の気配がするんだけど。」
「………やはり、天使の方にはわかってしまいますか。ラグタス!!」
そして静かな口調のエリザスレインの言葉を聞いたティオは静かに呟いた後、ラグタスを召喚した!
「へ!?」
「く、熊さんの姿をした天使さん!?」
ラグタスの姿を見たエステルとミントは驚き
「………まさか私達の世界でエステルさん以外の方が異種族の方と契約をしていたなんて………」
「それも天使…………とは。(気のせいか?この少女………どこかで見覚えが………)」
クローゼは信じられない表情をし、リフィアは呟いた後、ティオを見つめた。
「私は”力天使”エリザスレイン。貴方は?」
「!!………”能天使”ラグタスと申します、エリザスレイン様。訳あって、彼女と共に行動をしております。」
エリザスレインが名乗り出るとラグタスは驚いた後、丁寧な口調で自己紹介をした。
「”能天使”って事は………”力天使”のエリザスレインの下の位階だから、あんな丁寧な口調なのかな?」
「ええ。ですがそれでも中位の天使。かなりの力を秘めていると思います。」
その様子を見たウィルは首を傾げ、セラウィは真剣な表情でラグタスを見つめていた。
「それにしてもまさかあたし達の世界であたしとエリィさん以外の人が契約をしているとは思わなかったわ。メヒーシャもきっと驚くでしょうね。」
「!?そこの娘………今、”メヒーシャ”と言ったが、”大天使”メヒーシャで間違いないのか?」
エステルの呟きを聞いたラグタスは驚いた後、エ
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