第37話
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してあげるわ。特別なんだからね?」
「あー、はいはい。せいぜい頼りにさせてもらうわ。」
「よろしくね、レンちゃん!」
レンの自信ありげな言葉にエステルは苦笑し、アネラスは笑顔で見つめた。
「うふふ………そういうわけで教会のお姉さん。すぐにでも”方石”を使って”第五星層”の先に行きましょう。レンたちが答えを出したことでゲームの進行は繰り上がったはず………多分、”影の王”さんがすぐに次の手を打ってくると思うわ。」
「ふう………自身満々ですね。まあ、いいでしょう。他に選択肢もありませんし。ですが、これまでと同じく各星層の最終地点では”悪魔”の出現が予想されます。万全の準備をしておきましょう。」
そしてレンに話をふられたリースは苦笑した後、真剣な表情で提案した。
「む〜、めんどくさいけどパパ達の教えで『戦いの前の準備は怠るな』ってあったしね。ま、いいわ。」
その後リース達は探索を再開した後、迷宮内でまた封印石を見つけ、庭園に戻って解放した。
「わ、わたしやレンちゃんぐらいの女の子………?」
「あれ…………?一体誰だろう………?」
「………もしかして異世界のみなさんのお知り合いですか?」
封印石が解放され、光の中から現れようとした人物を見たティータは戸惑い、エステルは首を傾げ、その様子を見たリースはリフィアやアドル達を見て尋ねた。
「私達の知り合いではありませんね。」
「余達もだ。」
「僕達でもないな。」
「私達も知らないの。」
しかしセラウィ、リフィア、アドル、ノイがそれぞれ首を横に振って答えた。そして光の中から頭にはねこ耳のような者をつけ、水色の髪と黄色の瞳を持ち、さらにプレートと漆黒の外套を羽織った少女が地面に蹲った状態で現れた!
「………?一体今の光は……………え。………………」
少女は目を開けた後、立ちあがり目の前のいる人物達に気付いて呆けた後、周囲の様子を見回した後、呆けた。
「え、えっと、こんにちは!わたし、ティータ・ラッセルって言います。貴女の名前は?」
そこにティータが遠慮気味に出て来て自己紹介をして、少女に尋ねた。
「ラッセル………?もしかしてアルバート博士とエリカ博士の親類の方ですか?」
「え………お祖父ちゃんとお母さんを知っているんですか?」
「………エプスタイン財団に所属しているのですから、そのお二人の名前は当然知っています。」
驚いているティータに少女は静かに答えた。
「え…………エプスタイン財団の?」
「フム。随分若いね。」
「え〜と、なんて言う名前なのかな?」
少女の話を聞いたティータは驚き、オリビエは感心し、エステルは尋ねた。
「………ティオ・プラ
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