第36話
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〜隠者の庭園〜
庭園に仲間達と共に戻ったリースが封印石を解放すると意外な人物が光から現れようとした。
「え………」
「この人は………」
「む?これは意外な者が現れたな………」
光から現れようとした人物を見たエステルとヨシュア、リフィアは驚き
「ま、まさか…………」
「もしかして………!」
「おいおい、マジかよ………」
ユリアは信じられない様子で呟き、アネラスは嬉しそうな様子で、アガットもユリアのように信じられない様子で呟いた。そして光が消えるとなんとそこには現在は民間の調査会社を経営しているはずだが、かつての情報部の士官服を着たリシャールが現れた!
「くっ………閃光弾か!?何者だ―――名乗りたまえ!」
光から現れ地面に膝をついていたリシャールは唸った後、一歩下がって抜刀の構えをして叫んだ!
「なっ……………………………」
しかし目の前にいるエステル達に気付いた後、驚き、呆けて黙り込んだ。
「あはは………これは予想外だったわね。」
「………やはりお知り合いの方でしたか?王国軍の方のようですが………」
苦笑している様子のエステルに気付いたリースは尋ねた。
「ええ………馴染み深い人です。」
「え、えっと………これはさすがに予想できなかったね、ミントちゃん。」
「う、うん…………」
そしてリースの疑問にヨシュアは頷き、ツーヤとミントはそれぞれ戸惑った様子でリシャールを見つめていた。
「これは一体………エステル君にヨシュア君………ミント君にルクセンベール卿………そ、それにクローディア殿下にユリア大尉、リフィア殿下にプリネ姫、そしてティア姫………それに貴方方はユイドラ領主夫妻…………!」
一方抜刀の構えを解いたリシャールは目の前にいる人物達をよく確認して驚いた。
「リシャールさん。お久しぶりですね。」
「…………ご無沙汰しています。」
「久しいな。余もこんな所で再び邂逅するとは思いもしなかったぞ。」
「フフ、お久しぶりですね。」
「……わかってはいましたけど、ティア(あの娘)を知っている方達はみんな、私をあの娘と勘違いしてしまいますね…………」
「初対面なのに、俺達の事も知っていたんだ。」
「フフ、私達の事も新聞等で報道されていましたからね。」
「…………あなた達はともかく、私まで知られる必要はなかったんだけどね………」
クローゼは微笑み、ユリアは目礼をし、リフィアは声をかけ、プリネは微笑み、ティナは苦笑し、ウィルは驚き、その様子を見たセラウィは微笑み、エリザスレインは溜息を吐いていた。
「………こちらこそ。挨拶が遅れて申し訳ありません。王太女殿下並びに我が国の
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