第36話
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、え〜と………やっぱり今の話じゃ信じられない?」
事情を聞いて考え込んでいるエクリアにエステルは苦笑しながら尋ねた。
「確かにそれもありますが、皆さんの話を聞いて少し気付いた事が。」
「え!?」
「一体何なのでしょうか?」
そしてエクリアの答えを聞いたエステルは驚き、リースは真剣な表情で尋ねた。
「その前にリシャール様。貴方に一つお聞きしたい事が。」
「私に?」
エクリアに急に名指しされたリシャールは驚いた。
「貴方はかつてエステルさん達と敵対していたと先ほどお聞きしましたが、今でもその事を強く後悔しているのですか?」
「!!ああ…………今でも後悔している。祖国たるリベールを窮地に陥れてしまったのだから…………」
「リシャールさん………」
「…………………」
エクリアに尋ねられ驚いたリシャールは辛そうな表情をし、その様子を見たクローゼとユリアは心配そうな表情で見つめていた。
「やはりそうですか………」
「納得していないでわらわ達にも教えてほしいのじゃ。」
「できればわかりやすくお願いします。」
リシャールの話を聞いて納得している様子のエクリアにレシェンテはせがみ、リースはエクリアを見つめて頼んだ。
「……………何らかの形で強い思い入れがある物………それが形になって現れた事です。」
「あ………!」
「…………確かにエクリア様にとってその服装はある意味強い思い入れがある服装ですものね…………」
そしてエクリアの答えを聞いたエステルは納得した様子で声を出し、ティナは辛そうな表情で呟いた。
「………事情はよくわかりませんがエクリアさんもリシャールさんと同じくその服装に強い思い入れがあるご様子………つまり、人の思いが何らかの関係があるようですね。」
「ルシオラ姉さんが見せた夢に少し近いかもしれないわね………」
一方リースとシェラザードはそれぞれ考え込んでいた。
「まあ、その話は後で考えるとしてエクリアさんはこれからどうするの?え、えっと………同じ”使徒”のマリーニャさん達が力を貸してくれているんだから一緒に戦ってくれるよね?」
そしてエステルはは期待した様子でエクリアを見つめて尋ねた。
「はい。………それに話によればセリカ様だけでなく、あの娘も………イリーナも巻き込まれたご様子。二人を探す為にも是非、手伝わさせて下さい。」
「やった!”姫将軍”のエクリアさんがいれば、百人力ね!」
「フフ………まさかエクリア様と共に力を合わせる機会が巡って来るとは思いもしませんでした。」
エクリアの答えを聞いたエステルは喜び、ティナは微笑んでいた。
「…………(まさか”姫神”に連なる者が存在しているなん
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