第36話
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……………え!?」
地面に膝をついていたエクリアは眩しそうな様子で呟い後、目を開いて立ち上がって決意の表情になったが、目の前にいる人物達に気付いて驚いて固まった。
「フフ、こんなにも早くまた再会するとは思わなかったよ、エクリアちゃん。」
「久し………ぶり…………」
「ご無事で何よりです。」
「エクリア母様〜!」
「けど、どうしたの、その恰好は?」
「うむ。………いつの間に着替えたのじゃ?」
驚いているエクリアにリタとナベリウス、シュリは微笑み、サリアはエクリアに抱きつき、マリーニャとレシェンテは尋ねた。
「え……………なっ!?そ、そんな………!あの時の服や装飾品は全て売り払ったはずなのに…………!」
戸惑った様子でサリアを受け止めていたエクリアはマリーニャ達の言葉に首を傾げ、そしてすぐに自分の服装に気付いて驚き、信じられない表情をした。
「あ、あはは………大佐に続いてまさかエクリアさんも同じパターンになるとは思わなかったわ。えっと、久しぶりね、エクリアさん。こんなにも早く再会する事になるとは思わなかったわ。」
「エステルさん………………!そ、それに貴女達は………!」
エステルに話しかけられ、エステルに気付いたエクリアは驚いた後、リフィア達に気付いてさらに驚いた。
「久しいな、エクリアよ。フム………それにしてもまさか歴史で学んだ”幻燐戦争”時の………”姫将軍”としての服装で現れるとは余も予想できなかったぞ。」
「お久しぶりです、エクリア様。」
「あの時は道案内、ありがとうございました。」
「…………………」
そしてリフィアはエクリアに話しかけた後興味深そうな様子でエクリアを見つめ、プリネとツーヤは会釈し、エヴリーヌは嫌そうな表情をして黙っていた。
「リフィア殿下、プリネ姫……………そ、それに貴女は……………!」
リフィア達に話しかけられたエクリアは驚いた後、ティナに気づいてさらに驚いた。
「………こうしてお会いするのは”幻燐戦争”時以来ですね、エクリア様。まさか再びエクリア様と邂逅する時が来るとは思いもしなかったです。」
「ティナ様………なぜ神格者でもない人間の貴女が当時の姿で………?……………………………どうやら今までにない尋常な事態が起こったようですね。もしよければ、事情の説明の方をお願いします。」
「………どうやらマリーニャさん達と同じく”使徒”の方のようですね。わかりました。」
ティナに驚いた後、考え込み、そして真剣な表情のエクリアの言葉にリースは頷いた。そしてリース達はエクリアに事情を説明し、初対面の者達は自己紹介をし合った。
「……………そんな事が。………………………」
「え
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