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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第151話(第二部終了)
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を知っていたんだよね?それをわかっていて何故……」

「幾らパテル=マテルでも暴走した”騎神”を破壊以外の方法で止めるなんて無理よ。そもそもオルディーネを破壊する事を決めたのはクロスベル――――ヴァイスお兄さん達だし。レンはクロスベル皇帝でもあるヴァイスお兄さんとギュランドロスおじさんに要請されて、クロスベルと同盟を結んでいる”メンフィル皇女として”オルディーネ破壊を手伝ったのよ。」

「……どうだか。内心エレボニア帝国に侵攻する際に邪魔になるオルディーネを破壊できる絶好の機会が巡ってきてこれ幸いと思って破壊したんじゃないの?」

アンゼリカの問いかけに答えたレンの話を聞いたフィーは厳しい表情でレンを見つめて呟き

「クスクス、ご想像にお任せするわ。それとアンゼリカお姉さん。貴女の指摘はレンやクロスベルの民達の”命”をチップにしてまでテロリストとの”約束”を守る為にオルディーネを壊さないで欲しかったって言っているようなものよ?レン達が貴女達の”約束”の為にそこまでする必要がある説明があるならしてよ。ちゃんと納得できるような説明だったらレンも謝るわよ?」

「………………」

フィーの言葉に対し答えた後のレンの指摘に反論できないアンゼリカは黙り込んだ。

「それと確かにレンやパテル=マテルもオルディーネと戦ったけどオルディーネに止めを刺したのはエリゼお姉さんよ?」

「ええっ!?」

「ね、姉様が!?一体どうやって――――」

更なるレンの説明にエリオットが驚き、エリスが信じられない表情で声を上げてレンに問いかけようとしたその時

「アルフィン!」

その場にいる多くの者達にとって聞き覚えのある声が聞こえ、その方向に振り向くとそこにはセドリック皇子やユーゲント三世達がいた。



「セドリック!?それにお父様達も……!」

「父さん!?」

ユーゲント三世達の登場にアルフィン皇女やマキアスは驚き

「アルフィン……!貴女が無事で本当によかった……!」

「お母様……!お母様こそよくぞご無事で……!」

アルフィン皇女に駆け寄ってプリシラ皇妃はアルフィン皇女と互いを抱きしめ合った。



「父さん………すまない!エレボニア帝国が……!」

「……お前達は悪くない。悪いのはこのような状況に陥ってしまった原因を作ってしまった私達だ。お前が内戦を経験した事によって立派に成長した事、誇りに思うぞ。」

悔しそうな表情をしているマキアスを慰めるかのようにレーグニッツ知事は寂しげな笑みを浮かべて答え

「……トールズの”Z組”だったか。エレボニア帝国の為に今までよく動いてくれた。だが……私達――――”アルノール家”はエレボニア帝国が滅亡する事を受け入れる所存だ。だからもうこれ以上
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