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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第151話(第二部終了)
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の区別もつかないの!?」

シグルーンの口から出た非情な答えを聞いたリィンは唇を噛みしめた後声をあげ、サラ教官は全身に紫電を纏わせてシグルーンを睨み

「やめるのじゃ、サラ教官!ここで彼女に危害を加えた所で何の解決にもならぬし、シグルーン中将閣下は当然の事を言ったまでじゃし、メンフィル帝国の軍人として当然の事をしたまでじゃ!」

「そのくらいの事はわかっています!ですがっ!これでは生徒達が余りにも可哀想ではありませんか!?自分達が目指していた”大切な目標”に土足で踏み込んで台無しにした所か、それすらも黙っていたなんて!」

ヴァンダイク学院長に諭されたサラ教官は怒りの表情で反論してシグルーン達を睨んだ。



「”紫電(エクレール)”のバレスタイン、でしたね。かつて”猟兵”であった貴女にはわからないのですか?」

その時リアンヌが静かな表情でサラ教官を見つめて問いかけた。

「何よ!?」

「貴女達は”戦争”を”軽く見過ぎ”です。”戦争”は学生達の”約束”等歯牙にもかけず、決着が付くまで”理不尽な出来事が起こり続けるのが常”……―――それが”戦争”です。貴女達もその目にした筈です。内戦の影響によって猟兵達に襲撃されたユミルや焼討ちされたケルディック―――――”理不尽な出来事”を。」

「っ!!」

「そ、それは…………」

「……確かにその通りじゃな。」

「”獅子戦役”と比べれば、今の状況はまだマシなんでしょうね……」

「――――!サラさん、止めて!そんな事をしても貴女では彼女に勝てないし、何の解決にもならないわ!」

「ゲ、ゲルドさん……?」

リアンヌの正論にサラ教官は目を見開いて唇を噛みしめ、セレーネは辛そうな表情をし、ヴァンダイク学院長やトマス教官は重々しい様子を纏って呟き、予知能力によってある光景が見えたゲルドの警告に気付いたアルフィン皇女が戸惑ったその時

「……れでも……それでもあたしは”Z組”の担任としてあんた達がした事が絶対に許せないのよっ!!」

サラ教官が怒りの表情で武器を構えた!



「サ、サラ教官!?まさかシグルーン中将達と戦う気じゃ……!?」

「そんな事をしても無駄ですのに……」

「―――仕方ありませんね。」

サラ教官の行動にエリオットが驚き、シグルーンが呆れた表情で鞘から細剣を抜いたその時リアンヌが異空間から巨大な槍を召喚して構えた!

「中世の騎士達が使っていた騎兵槍(ランス)……!」

「止めなさい!いくらアンタでも、”鋼の聖女”には”絶対に勝てない”わ!」

リアンヌが持つ槍を見たラウラは目を見開き、セリーヌは警告したが

「ハァァァァァァ―――――ッ!!」

サラ教官はセリーヌの警告を無視してリアン
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