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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第149話
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す。現在はルーレの病院にて治療を受けているとの事です。」

シグルーンはアルフィン皇女を安心させるかのように微笑みながら答えた。



「よ、よかった……」

「うん……命があるだけでも、本当によかった……」

「しかし何故一騎打ちなんて申し出たのでしょうね〜?」

アルフィン皇女とゲルドが安堵している中、トマス教官は真剣な表情で考え込みながら呟いた。

「……父上の事だ。例え”勅命”を破ってでも、エレボニア帝国を守る為に戦いたかったんだろう。それでノルティアの貴族や領邦軍には手を出していないのですよね?」

アンゼリカは静かな表情で推測した後シグルーンに尋ねた。



「ええ。―――それともう一つ。帝都ヘイムダルも昨日の夕方頃には完全に制圧したとの事です。」

「何だと!?」

「帝都まで制圧されていただと!?」

シグルーンの説明を聞いたユーシスとラウラは厳しい表情で声をあげ

「!!お父様達は……カレル離宮にいるお父様やセドリック達はどうなったのですか!?」

「陛下達と一緒にいる父さんもどうなったのですか!?」

アルフィン皇女とマキアスは血相を変えて尋ねた。



「ユーゲント三世を始めとしたアルノール家の方達並びにレーグニッツ知事は”降伏”し、連合によって”保護”され、現在はリウイ陛下達の配慮によってこのトリスタに送り届けられている最中ですわ。」

「ええっ!?」

「と、父さん達がこちらに向かっているんですか!?」

シグルーンの答えを聞いたアルフィン皇女とマキアスは驚き

「……待てよ?帝都を制圧したって事は……”黄金の羅刹”と”黒旋風”はどうなったのですか?」

ある事に気付いたマカロフ教官は真剣な表情で尋ねた。



「そ、そう言えばオーレリア将軍とウォレス准将が正規軍との決戦に向けて、帝都防衛の任に当たっているって情報が入っていたけど……」

「……まさかあの二人をも撃破したのですか?」

マカロフ教官の質問を聞いてある事を思い出したトワは不安そうな表情をし、ヴァンダイク学院長は重々しい様子を纏って尋ねた。

「ええ。率いている兵達が全滅してもなお、激しい抵抗をし続けたオーレリア将軍はメンフィルの、ウォレス准将はクロスベルのそれぞれの”将”が単独で討ち取ったとの事ですわ。先に言っておきますがウォレス准将を討ち取ったクロスベルの”将”は”六銃士”ではありませんわよ。」

「なっ!?クロスベルの”将”があのウォレス准将をたった一人で討ち取ったのですか!?」

「……相当な実力者なのだろうな。」

「”六銃士”以外に一体どんな化物がクロスベルにいるの〜!?」

「それに機甲兵に乗ったログナー侯と一騎打ちを行ったってい
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