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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第149話
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…?ありがとうございます……?」

「アルフィン皇女殿下。皆さんに混じって殿下も戦闘訓練に率先的に参加し続けた事やログナー候への勅命を見た時には私の目が曇っていた事を痛感させられました。殿下やユーゲント陛下達もオリヴァルト殿下と同じかのドライケルス帝の血を引く誇り高きエレボニア皇族ですわ。―――今までオリヴァルト皇子を除いたエレボニア皇族の方々を失礼な思いで見ていた御無礼、お許しください。」

「シ、シグルーン中将閣下……?」

シグルーンに称賛されたエリスと称賛された後謝罪されたアルフィン皇女は戸惑いの表情でシグルーンを見つめ

「ユーシスさん。貴方もエリスさんやアルフィン皇女殿下、そしてZ組の皆さん同様まだまだ伸びしろがあるのですから、愛馬と共に鍛錬を続ければメンフィルでもトップクラスの騎士に成長すると思いますわ。」

「あ、ああ……だが、その言い方は何だ?まるで別れの際に告げる言葉のようだぞ?」

同じようにシグルーンに称賛されたユーシスは戸惑いの表情で頷いた後不思議そうな表情で尋ねた。



「そ、それにシグルーン様、最初に出会った時のように甲冑を身に纏っていますけど……」

「!まさか…………―――――”戦争回避条約”の”期間”が終わったの!?」

セレーネが不安そうな表情でシグルーンに尋ねたその時、ある事を察したサラ教官が厳しい表情で声をあげた。



「!!!!!!!」



サラ教官の言葉を聞いたその場にいる者達はゲルドを除いて全員目を見開いてシグルーンを見つめ

「ええ。私が皆さんに協力する”期間”は既に終えています。――――短い間でしたが、お世話になりましたわ。皆さんに明るい未来が訪れる事を”かつての協力者”として心からお祈りしておりますわ。」

シグルーンはその場にいる全員が絶望する言葉を口にして静かな表情で会釈した。

「シ、シグルーン中将閣下、今のお話、冗談……ですわよね……?」

アルフィン皇女は現実と判断するのを恐れるかのように表情を青褪めさせて身体を震わせながら懇願するかのような表情でシグルーンを見つめたが

「―――いいえ、残念ながら冗談ではなく”事実”です。既にメンフィル・クロスベル連合軍はエレボニア帝国滅亡に向けて本格的に動き出しています。」

「そ、そんな……」

「姫様、しっかりしてください!」

シグルーンの答えを聞いて崩れ落ちかけ、それに気付いたエリスは慌てた様子でアルフィン皇女を支えた。



「そ、そんな……エレボニアが……」

「あ、後少しで内戦を終結させられたのに………!」

「クッ……!」

「……ッ……!」

「……タイムリミットか。」

「………………」

エリオットは表情を青褪め
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