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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第146話
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。」
トワの口から出た意外な答えにリィンは苦笑した。
「……うん、やっぱりクロウ君が帰ってくるなら”Z組”―――”第三学生寮”かな。リィン君達ともわたしたちとも通じるあそこが、クロウ君の居場所だと思う。」
「……はい。貴族連合の元なんかでは絶対に無いはずです。約束通り、きっと会長たちの前に、連れ帰ってみせます。」
トワの言葉に頷いたリィンは決意の表情でトワを見つめた。
「うん……!期待してるね。………………」
リィンの言葉に嬉しそうな表情で頷いたトワはリィンをジッと見つめた後静かな笑みを浮かべて再び話し始めた。
「ふふ……リィン君は凄いよね。初めて会った時は、リィン君がこんなに頼りになるなんて思わなかったよ。」
トワの言葉を聞いたリィンはふと生徒会室でのトワとの出会いを思い出した。
「はは……それを言うなら会長のほうこそ。その、正直に言うと最初は上級生ってこと自体が信じられませんでしたけど……もの凄く優秀で、誰からも頼りにされていて……すぐに凄さに気付かされました。」
「あはは……ありがとう。……でもね、リィン君。」
「?」
突如自分の名前が呼ばれた事にリィンは不思議そうな表情をしながらトワを見つめた。
「……リィン君は本当に凄い男の子だと思う。ヴァリマールに選ばれて怖い機甲兵と何度も戦って。ベルフェゴールさんを始めとした多くの異種族の人達を仲間にした上異世界の女神様のアイドスさんどころか、貴族連合に所属していたアルティナちゃんも仲間にして。いろんな人を思いやって、手助けしていつの間にかみんなの中心にいる。―――でも、憶えていて欲しいんだ。リィン君はあくまでも、一人の人間なんだってことを。」
「あ…………」
静かな表情で自分を見つめるトワの指摘にリィンは呆けた声を出した。
「わたしね……誰よりも優れた”英雄”なんていないと思うんだ。だから……リィン君も何もかも一人で抱え込まないでね。困った時はZ組のみんながいる。わたしだって、応援してるから。」
「トワ会長…………」
トワの言葉に心を打たれたリィンはトワをジッと見つめた後やがて答えを口に出した。
「……ありがとう、ございます。そんな風に、他人の強い部分も弱い部分も全てひっくるめて、”それでいい”って言ってくれる……そんな会長だからこそ、俺は……」
「リィン君……………」
リィンの言葉にトワは頬を赤らめ
(あら♪これは面白い事になってきたわね〜?)
(ふふふ、まさかの伏兵とは驚きましたね。)
(フフ、よかったわね、トワ……)
(……エリス様達がマスターの今の言葉を聞けばどのような反応をするでしょうね。)
(え、え〜と……リィン
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