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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第144話
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は……お礼を言うのはこっちだよ。」
「君や、Z組のみんながいたから今回だって成し遂げられたんだ。」
「フフ、私に至っては親子喧嘩の手伝いまでしてもらったしね。」
リィンの感謝の言葉に対しトワとジョルジュは謙遜した様子で答え、アンゼリカはウインkウをした。
「いえ……やっぱり先輩達は俺達全員を引っ張っていってくれたと思います。”カレイジャス”という、士官学院生全員の希望を乗せる”翼”の担い手として。これからも……よろしくお願いします。」
「……ああ、わかった。」
「うん、任せてくれ。」
「えへへ……これからもみんなで頑張ろうね!」
「はい。それと……明日に知らされる正規軍の帝都解放作戦についてですが……それが成功しても、失敗しても……クロウとの対決は近い―――そんな予感がするんです。」
リィンの言葉にそれぞれ明るい表情で答えたトワ達だったが、クロウとの決戦の件が出るとそれぞれ顔色を変えた。
「あ……」
「……確かに。」
「こういう機を逃すようなヤツじゃあないからね。」
「ええ―――そして今度こそ俺はクロウに勝ってみせます。何とか学院に連れ戻して……先輩達と卒業させるためにも。」
「……っ!?」
「それは―――」
「……リィン君……」
リィンの決意を知ったトワとジョルジュは信じられない表情をし、アンゼリカは複雑そうな表情をした。
「それが難しいのは……もちろんわかっています。ですが俺は……多くの学院生達も先輩達4人が揃っているのをもう一度見たいと思っているんです。俺達Z組メンバーがクロウとプリネさん達を除いて全員揃ったように。だから……どうか恩返しさせてください。」
「………リィン君……うんっ……!どうかよろしくお願いするね!」
「フッ、そうなると明日以降からは相当気合いを入れる必要があるな。」
「ああ、僕も気合いを入れて太刀の仕上げを手伝わなきゃ!」
その後、トワは正規軍が帝都解放作戦を実施した際の”紅き翼”の面々によるユーゲント三世達の救出作戦を考えるためいったん生徒会室に向かい……ジョルジュ達は太刀製作用の機器と工具を取りに技術棟へと去るのだった。
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