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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第143話
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しかしたらみんなの為に、難しい話は明日にしてくれたのかもしれないよ……?」

その時シグルーンが静かな表情でリィン達を見回し、シグルーンの言葉に頷いたゲルドが微笑みながらリィン達を見つめた。



「……なるほどね。しかしあの女がそんな気遣いまでするなんて、これも男ができた影響かしらね〜?」

「え、えっと……そこで何故俺を見るのですか……?」

ゲルドの言葉に納得した後口元をニヤニヤさせるサラ教官に視線を向けられたリィンは冷や汗をかき

「リ・ィ・ン〜〜〜〜??」

「に・い・さ・ま〜〜〜??」

「……………………」

そして膨大な威圧を纏ったアリサとエリスに微笑まれると表情を青褪めさせて身体を震わせ、その様子を見ていたその場にいる全員は脱力した。



〜現代〜



(気のせいか……?何か俺達の知らない所でとんでもない事が起こっている気がする……一体どうして……)

「アンタは回らないの?」

リィンが一人考え込んでいるとセリーヌが近づいてきた。

「セリーヌか。委員長はどうしたんだ?」

「さあ、文芸部あたりにいるんじゃない?先輩ってのに『大切な愛蔵書が無くなっていないかチェックしないと!』とか引っ張られていったし。」

「はは、ドロテ先輩か。」

セリーヌの話を微笑ましそうに聞いていたリィンはふと黙り込んだ後やがて口を開いた。



「……何だか胸が一杯になってさ。どれだけ自分がこの学院が好きだったか―――改めて実感していたんだ。」

「ふぅん。ま、せいぜい楽しんでおきなさい。ヴィータと”蛇”が関わっている以上、ここからが本番なハズよ。バンダナ男と決着をつける前に悔いは残さないようにするのね。」

「そうだな……あ、ひょっとして気遣ってくれたのか?いつも憎まれ口を叩きながら面倒見がいいっていうか……」

セリーヌの言葉に頷いたリィンだったがある事に気付いた後セリーヌの前に座り込んでセリーヌの喉を撫でた。



「ゴロゴロ……―――じゃないっ!アンタねぇ、そういうのは(つが)いたい相手にだけしなさい!節操なさすぎるわよ!?……って、ああ、そう言えばあんたのその節操の無さで番う相手がたくさんいるんだったわね。」

「う”……」

(うふふ、その通りね♪というか今夜あたりにまた増やすと思うわ♪)

(皆が勝利に酔いしれ、最後の戦いに向けて決意を固めているのですから、これを機会にご主人様と……という方達がいてもおかしくありませんね。)

(……その可能性は100%かと思われます。……問題は何人の被害者が増えるかですが。)

(ア、アハハ……今夜で何人増える事になるのでしょうね……)

(そして後でそれを知ったアリサ達にまだ怒ら
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