空の王者、目標の地を見つける
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た。
―――73466戦
―――73466引き分け
っと。
「本当に凄かったぜブロギーさん!!アンタらの戦い、本当に誇り高い戦いだったぜ!!」
「ガババババそうかそうか!そりゃ俺たちの誇りをぶつけあってるんだ誇り高くて当然だ!」
戻ってきたブロギーは自分達が渡した酒をドリーへと渡し、先程の戦いで罅が入ってしまった斧の持ち手を新しくしながらウソップに戦いを褒められてうれしそうに笑った。寿命が長い彼らにとって財産や人の命も結局は消えてしまう、だからこそ如何死ぬかを考える。それ故に誇り高く死ぬことを彼らは望んでいるらしい。
「俺も絶対になって見せるぜブロギー師匠!エルバフの戦士のような勇敢なる海の戦士に!!」
「ガバババそりゃいい!」
豪快に笑いながら酒を飲むブロギー、が視線に端に拳を握り締めているレウスの姿を見た。何処かで見たかのような既視感は嘗て強くなりたいと願っていた自分とそっくりだった。
「なぁレウスよ、てめぇの能力はついて少しでよければ聞かせてやる」
「話……?」
「悪魔の実の中でも最も希少とされる動物系の幻獣種、その中でもそのお前のような竜は今も現存していると言われている」
「ド、ドラゴンが!?」
「マジか!?」
ブロギーの言葉に驚愕する二人、ドラゴンは空想上の生物というのが常識。だがそれは今壊された。
「俺も話で聞いただけだがこの偉大なる航路の何処か大陸みてぇに馬鹿デカい島があるという。その島の名は"狩猟が全ての世界"って言うらしい」
「モンスター・ワールド……?」
「その島は世界政府にも加盟はしていない所で特別な組織が全体の管理、統制をしているらしい。そこには神秘に溢れた怪物達が蔓延る世界、海軍も手が出せないような危険地帯だがお前の能力の元となっている生物はそこで現存してると聞く」
「(リオレウスが実在してる……!?)」
「そこには固有の悪魔の実もあるらしくてな、そこの生物の力を得る事が出来るという噂がある」
「じゃ、じゃあレウスが食べた実も元々はその島の……」
「その可能性は高いな」
そう言いながら肉を食い千切って話を終える。能力の元となった生物がいる島、つまりそこはモンスターハンターの世界と言っても過言ではない場所、直感的にレウスはそこに行きたいと思った。リオレウスという生き物の故郷だから、故郷に帰ってみたいという帰巣本能かは理解出来ないが自分はそこに行かなければならないという気がした。
「俺が知っているのはここまでだ。その島の話はあるが実際に行った者はいないとも言われている幻の島だ」
「それでも……俺、行ってみたいぜ俺……そこに行けば俺、強くなれる気がする!」
「ガバババ!!元気が出たな!」
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