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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
誰かの声
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の人たちに」

俺たちの後ろにいるのは顔を青くしたヒロシさんと、白く塗り潰したララさん、そして茶色の顔へと変化させたバンダさんの三人。

「やだなぁ、オイラ超猫だニャ」
「てゆっか、僕茶猫だニャ」
「白猫だニャドゥーン」
「きゃあああああああ!!」

ようやく後ろの不審者たちに気付いたルーシィさんは目を飛び出させて悲鳴をあげる。その間もトレジャーハンターさんたちは話を続けている。

「さっき飛んでいったけど戻ってきたニャ」
「みんなどこにいったかわからなかったニャ」
「また一緒になりましょドゥーン」

いまだに騙せていると考えているのか、全く似ていない物真似を続行する彼らをじと目で見ている俺とウェンディ。ルーシィさんに至っては、あまりの頭の悪さに呆れているようだった。

「あの・・・ひょっとして、ハッピーとシャルルとセシリーに化けてるつもり?」

彼女に突っ込まれた皆さんは、顔を見合わせた後、衝撃を受けたような顔をする。

「トレジャーハンタースキル『変装』が見破られただと?」
「そんなことが起こっていいというのか?」
「やっぱ俺が青猫やるべきだったんだよ!!」

自分たちの正体を看破されたことに体をフルフルと震わせているトレジャーハンターさんたち。

「本気で騙せると思ってたのかしら?」
「奥が深いですね、トレジャーハンターって」
「ウェンディ・・・そこ感心しないで」

ウェンディは純粋だからそんな優しい視点で見ていられるけど、俺からすればバカだ。超バカだ。

「バレちまったら超仕方ねぇ。標的変更!!」
「てゆっか、お前のその鍵、レアもんだろ?」
「ドゥーンっといただいてくぜ」

ルーシィさんの黄道十二門の鍵を奪おうと考えているトレジャーハンターたち。彼女はそれを聞いてすぐさま鍵を奪われないように隠す。

「何なのよこいつら」
「すごくめんどくさいです」

放っておいたら永遠についてくるのではないかと思えるほどの行動力を見せてくるトレジャーハンターさん。はっきり言うと、すごくうざいです。

「あの、小瓶のことはすみません。私たち、争うつもりはないんです。巨人さんを助けたいんです」

先程のことを謝るウェンディ。しかし、彼女が優しいことで、トレジャーハンターたちは付け上がってしまう。

「巨人?そんな奴等はどうでもいいよ。トレジャーハンターにとって、ものを見極める基準は一つだけ!!」

ヒロシさんはそういうと背中の大剣を手に取り、

「それが宝か宝じゃねぇかだ!!」

凍り付いている巨人の足に攻撃を加えた。

「「「!!」」」

外道ともいうべき行為に目を見開く三人。攻撃されたその部位は、痛々しい傷跡がついていた。

「やめなさいよ!!まだ
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