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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第二十一話 激闘!!第五次イゼルローン攻防戦なのです。
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ないように」
「艦長。どのみちエネルギーの補給に迫られています。いったんイゼルローン要塞に帰投するように、許可申請してみてはどうでしょうか?」
フィオーナが提案した。
「そうね。そして通信主任、再度イゼルローン要塞司令部及び艦隊司令部に連絡。『反乱軍ハ我ガ艦隊後尾ニ喰ライツキ、並行追撃ニ移ル兆シアリ』と。ただし、補給帰投の申請許可が下りてからよ」
偶然だが、ラインハルトの放った電文と全く同じことだった。
「はっ!」
通信主任が補給帰投の申請を送り、許可されると、艦長の言葉を電文化して放った。
イゼルローン要塞司令部及び艦隊司令部では、この両者からの通信を受け取ったが、それは全く考慮されなかった。ここまで度々連絡があっても無視をするというのはおかしなことだと思うかもしれないが、「たかが一駆逐艦の艦長ごときが何様のつもりだ!!バカ野郎が!!」という空気が双方の司令部を包んでおり、感情的になってしまっていたこと、さらに目の前の戦闘指揮に忙殺されて気が立っていたことが原因だった。
ただ、ゼークト大将の方はラインハルトからの連絡を受け、いったんは後退をやめて奮戦しようとしたものの、ヴァルテンベルク艦隊が一方的にす〜〜っと引き揚げてしまい、孤立してしまう状況に陥ってしまったので、やむなく彼も引き上げを指令していた。
結果、双方は警告を無視して艦隊に要塞に引き上げるように指令することとなり、これが後々の大苦戦を生むこととなる。
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