第3話
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になると思いますが。」
リーシャの話を聞いたロイドは考え込み、エリィは提案したが
「そ、それはその………クロスベルで遊撃士協会はとても人気があるみたいですから………公演前にそんな人達が出入りしたら変に噂になってしまいそうで………その点、皆さんならそこまで話題にならないかと思って………」
「クスクス、確かにクロスベルでは遊撃士達はクロスベルの人達から”英雄”扱いされて凄く目立っているから、そんな人たちが出入りしていたら劇団のゴシップになってしまうかもしれないものね。そういう意味ではまだ大した成果を挙げていなく、新人ばかりの無名の部署に相談したのは正解ね♪」
リーシャの説明とリーシャの説明を補足したレンの説明を聞いたロイド達全員は表情を引き攣らせた。
「す、すみません!私ったら失礼なことを………!」
そしてイド達の様子に気付いたリーシャは慌てて謝罪した。
「い、いやあ。全然気にしてませんよ。それよりも………大体の事情は了解しました。………この件、引き受けようかと思うんだけどみんな、どうだい?」
一方ロイドはリーシャをフォローした後、エリィ達を見回して尋ね
「もちろん私は賛成よ。」
「わたしも異存ナシです。」
「うふふ、勿論レンもオッケーよ。」
「いや、むしろ断るなんてあり得ないだろ!」
尋ねられたエリィ達全員は頷いた。
「というわけで、リーシャさん。脅迫状の件、特務支援課が引き受けさせていただきます。」
「あ、ありがとうございます!一足先に劇団に戻ります。劇団長とイリアさんには私の方から報告しておきますのでいつ来ていただいても大丈夫です。」
「ええ、わかりました。」
「まったねー、リーシャちゃん!」
「それでは失礼します。」
ロイド達が依頼を請けた事に安心したリーシャは頭を下げて支援課のビルから去って行った。
「さてと………とりあえず劇団に行ってみよう。脅迫状を見せてもらわない事には始まらないしな。」
「そうですね。ただのイタズラの可能性もありそうですし………」
「いや〜、しかし役得だなぁ!公演直前のアルカンシェルに入れる機会があるなんてよ!しかも生イリアだぜ、生イリア!」
「確かに………あのイリア・プラティエから直接話を聞くかもしれないのよね。ちょっと緊張してきちゃった。」
「そ、そんなにか?うーん、雑誌とかで見る限り確かに美人だとは思うけど………」
エリィまで緊張している事にロイドは戸惑ったが
(まあ、”影の国”で様々な国の王族や異世界の英雄達どころか”結社”の”執行者”とも出会った事があるロイドお兄さんからしたら、今更国際的に人気があるアーティストなんて大した事ないわよね♪
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