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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第142話
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かれました。そして、この勝負の決着までは学院内に待機していただくようお願いしていたのです。」

ヴァンダイク学院長の言葉を聞いてある事を察して驚いているマキアスにセレスタンは説明した。

「パトリック……」

「……フン。」

「ふふ、こちらも見届け終わりましたよ。」

リィンに見つめられたパトリックが鼻を鳴らしたその時B班やB班と戦っていた騎士団の面々、そしてベアトリクス教官とハインリッヒ教頭が姿を現した。



「あ……アンちゃんたち!」

「ベアトリクス教官にハインリッヒ教頭も……!」

「ふふ、お元気でしたか?」

自分達の登場に驚いているリィンにベアトリクス教官は微笑んだ。

「フフ、こちらもついさっき勝利を収めることができてね。教官がたにはそれを見届けてもらったよ。」

「我が刃、麗しの君と姫に届かず……おお、なんと悲しき現実か。」

「ヴィンセント様。仕方ないことかと。これも紛うことなき実力差でしょう。」

「ぐふっ!?」

「サリファ、止めを刺してどうしますの……」

高々と叫んだヴィンセントに突っ込んでヴィンセントに肩を落とさせたサリファにフェリスは真剣な表情で指摘した。



「まったく、どうして私までこんなことに付き合わされて……」

「フフ、教頭もお疲れ様でした。」

ハインリッヒ教頭が溜息を吐いたその時サラ教官にトマス教官、ジョルジュや”Z組”の協力者の面々がリィン達の背後から現れ

「教官たち……ジョルジュ先輩にゲルドたちも。」

ガイウスは静かな表情でサラ教官達を見つめた。



「みんな、お疲れ様。」

「ようやく悲願を果たせましたね、兄様。それに士官学院生の皆様も。」

「おめでとう。リィン達なら叶えられるって信じていたわ……」

「―――お見事です。当初は絶望的な状況でありながら”ここまで”辿り着けた事には私も正直、驚きましたわ。」

ジョルジュやエリス、ゲルドとシグルーンはそれぞれリィン達を労ったり、称賛の言葉を送った。



「一段落したみたいだから様子を見に来たのよ。」

「いやぁ、どうやら決着はついたみたいですね〜?」

「うむ、そのようじゃ。」

トマス教官の言葉に頷いたヴァンダイク学院長はパトリック達に近づいた。

「パトリック君―――それ以外の諸君も。互いの意志と意志をぶつけ合い、もはや雌雄は決したと言えよう。それで―――どうするのじゃ?」

「………………」

「坊ちゃま……」

ヴァンダイク学院長の言葉を聞いて黙り込んでいるパトリックをセレスタンが心配そうな表情で見つめているとリィンがパトリックに近づいて手を差し伸べた。



「……何のつもりだ、シュ
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