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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第141話
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ある”フロラルド伯爵家”のメイドであるサリファが静かな表情で答えた。



「ハーッハッハ!我が華麗なる頭脳に心の底から感服するがいい!」

「……懐かしい顔がそろい踏みのようだな。」

「フハハ、よくぞ来た、ユーシス君!!」

「プリネ達は当然として、ロギンス君やアラン君はさすがにいないか。まあ、代わりに楽しめそうなメンツが揃っているみたいだけど。」

「フェンシング部のフリーデル先輩……2年生最強の剣士までもか。」

「やれやれ、どうやら一筋縄ではいかないようだね。」

ユーシスは自分が入っているクラブの部長でもある貴族上級生―――ランベルトを目を細めて見つめ、ラウラはフェンシング部の部長である貴族上級生―――フリーデルを警戒し、アンゼリカは苦笑しながら貴族上級生の面々を見回した。



「ニシシ、いい事を思いついちゃった♪セレーネ、これを機会にヴィンセントをボコボコにして、2度と自分に言い寄らないで下さいって言えば〜?確かセレーネ、大人に成長してからヴィンセントにもわりと声をかけられていたよね〜?」

「ミ、ミリアムさん……さすがにそれはやり過ぎですし、ヴィンセントさんにはわたくしには既に心に決めた人がいる為、それ以前にヴィンセントさんから告白された時ヴィンセントさんの気持ちには応えられないとその場でハッキリと断っていますよ?」

「ええっ!?そ、そんな事があったの!?」

「驚愕の事実だね。何で教えてくれなかったの?」

「ほう?”成竜”と化した事で一気に大人へと成長した事によって魅力的な女性へと変貌したセレーネに想いを寄せる男子生徒達が多い事は小耳に挟んでいたが……まさか”フロラルド伯爵家”の跡継ぎにまで想いを寄せられていたとはな。」

「フフッ、これは面白い事を聞いたねぇ?」

それぞれが闘志を高めている中、からかいの表情をしているミリアムに視線を向けられたセレーネは苦笑しながら答え、セレーネの答えを聞いたエリオットは驚き、フィーとユーシスは静かな笑みを浮かべて口元をニヤニヤさせているアンゼリカと共にヴィンセントを見つめ

「グハッ!?クッ、精神攻撃とは中々やるではないか……!」

セレーネの言葉によって突如胸の痛みを感じて呻き声を上げたヴィンセントは口元に笑みを浮かべてアンゼリカ達を見つめ、それを見たその場にいる多くの者達は脱力した。



「……そろそろあちらでも”始まる”頃合いですね。」

「ちょうどいいタイミングだな。」

一方リィン達と対峙していたパトリック達はそれぞれの武器を構えた!



「……やっぱり……」

「……戦うつもりか。」

「フッ、僕達は曲がりなりにもここの管理を任された身。”騎士団”メンバーとして外敵を退ける義務が
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