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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第141話
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はいっ……!」
「ホント、久しぶりよね……」
「シャロンやクロウ、プリネ達もまだ帰ってこれてないけど……」
「うんっ……みんな、もうひとふんばりだよ!このまま一気に――――」
「フン、お前らだったか。」
第三学生寮を前にリィン達が決意を改めていると交換屋の店主――――ミヒュトがリィン達に近づいてきた。
「ミヒュトさん……!」
「無事だったんですね……!?」
「ああ、お前達もついに帰ってこれたみたいだな。街のヤツラも変わりないぜ。」
ミヒュトが町に視線を向けると市民達が次々と家や建物から出て明るい表情でリィン達に声を掛けていた。
「トリスタの皆さん……!」
「お、お久しぶりですっ!」
トリスタの市民達が無事だった事にリィンとトワはそれぞれ明るい表情をした。
「いやあ、街の近くでドンパチが始まったからみんなして避難してたんだが……」
「さっき、貴族連合軍が慌てて撤退していったからもしかしてと思って来てみたんだ。」
「しかし、本当によく無事にここまで辿り着いたもんだ。」
「ふふ、ミヒュトさんから聞いた通りでしたね。」
「も、もしかしてトリスタには事前に連絡が?」
市民達の話を聞いてある事を察したトワは驚きの表情で尋ねた。
「ああ、トビー―――トヴァルの奴から連絡があってな。そろそろお前らが士官学院を取り戻しに来るだろうから、出迎えてやれってな。」
「そうだったんですか…………どうやらクレア大尉経由で情報が伝わっていたみたいですね。」
「これからいよいよ士官学院に乗り込むんだろう?”トールズ魂”をしっかり見せて来やがれ!」
「はいっ……!」
「ありがとうございます。みんな、万全の態勢で士官学院に突入するぞ!」
「おおっ!!」
その後準備を整えたリィン達は士官学院の前で立ち止まってトールズ士官学院を見つめた。
「トールズ士官学院……俺達Z組も、ここから始まったんだよな。」
トールズ士官学院を見上げたリィン達はそれぞれ士官学院での思い出を振り返った。
「オズボーン宰相が狙撃され、帝都が占領されたあの日から……」
「あれから2ヶ月くらいしか経っていないんですよね……」
「……なんだか、ずいぶんと遠いところまで来た気がするわ。」
マキアスやエマ、アリサはそれぞれ士官学院を見上げて物思いにふけった。
「士官学院を―――俺達Z組の始まりの場所を。何としても、俺達の手で掴みとってみせるぞ!」
「行こうっ、みんな!」
「はいっ!!」
リィンとトワの号令に答えたA班の面々はトールズ士官学院に突入した!
〜トールズ士官学院〜
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