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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜果たせぬ約束〜後篇
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が聞こえねぇのか!?オルディーネ!オルディーネ!オルディーネ――――ッ!!」
「……哀れですね。」
「奴の悲しみは互いを信頼し合う”魔導功殻”と”メルキア四元帥”……そのどちらかが失われた時と同じくらいの悲しみかもしれんな……」
「だっさ。あんな鉄屑を失っただけでそんなに取り乱すなんて、馬鹿じゃないの?」
必死に何度もオルディーネの名を叫ぶクロウの様子をアルは憐みの目で見つめ、ヴァイスは静かな表情で呟き、エヴリーヌは呆れた表情でクロウを見つめ
「リィンには悪い事をしたが……―――これは”戦争”だ。学生とテロリストの約束如きの為に国の決定は翻せんし、状況を聞く限りあの時あの場で破壊せねばクロスベルに甚大な被害が出ていた可能性が高かったそうだからな。民達の命には代えられん。」
「そうね……(兄様…………)」
リフィアは重々しい様子を纏って呟き、リフィアの言葉に頷いたエリゼは複雑そうな表情でリィンを思い浮かべていた。
「うふふ、そんなに会いたいのなら会わせてあげるわ♪―――はい♪」
するとその時レンが指を鳴らして異空間から現れたオルディーネの頭の部分の残骸をクロウの目の前に着地させた。
「………ぁ………………」
「ば、馬鹿な…………一体どうやって”騎神”を破壊したというのだ……?」
「ごめんなさい、クロウ…………あの男にオルディーネを貸さなければこんな事には……っ!」
オルディーネの成れの果てを見たクロウやカイエン公爵は呆然とし、クロチルダは身体を震わせて悔しそうな表情で肩を落としていた。
「さて……一応聞いておくがまだやるつもりなのか?”パンダグリュエル”での俺の言葉を忘れたとは言わせないぞ。―――”3度目はない”という言葉を。これ以上”無駄な抵抗”をするつもりなら命はないと思え。」
「――――るせぇ!俺とリィン達の”約束”に土足で踏み込んで台無しにした連中の言う事なんか誰が聞くか!俺は絶対に諦めねぇぇぇぇぇっ!!」
そしてリウイに問いかけられたクロウは怒りの表情で声を上げてダブルセイバーを構え
「……馬鹿じゃないの?クロウ一人でリウイお兄ちゃんたちに勝てる訳ないし。」
クロウの行動を見たエヴリーヌは呆れた表情で呟いた。
「―――リウイ陛下、もしよろしければ私に”C”の制圧許可をお願いします。兄様達を裏切った卑劣な愚か者とはいえ、かつては兄様達のクラスメイトであり、兄様達を支えていた方。せめてもの情けに”C”と”騎神”同士による決戦を”約束”していた兄様の妹である私がこの手で決着をつけたいのです。」
「……わかった。好きにしろ。」
するとその時リウイの許可を貰ったエリゼが太刀を鞘から抜いてクロウと対峙した!
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