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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
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セドリック皇子は愕然とした。



「あ、ああ、あああああああああっ!?」

「”英雄王”達に加えてクロスベルの”六銃士”まで……!カンパネルラ達からクロスベルは”六銃士”によって”国”として建国して、二大国と共に攻める話は聞いていたけど、まさか本当にメンフィルと同盟を組むなんて……!」

「クソッ!もうここまで追って来やがったのか……!」

「一体何故こんな事になったんですの―――――ッ!!」

絶体絶命の状態に陥った事にカイエン公爵は表情を青褪めさせて悲鳴を上げ、クロチルダとクロウは唇を噛みしめ、デュバリィは悲鳴を上げた。



「ほう?あれが”蒼の深淵”とやらか……中々の美女ではないか。”神速”の方も中々可愛らしいな。」

「ヴァイス、さすがにメンフィルが裁く事が決まっている”蒼の深淵”に手を出してはいけませんよ。それに”神速”に手を出したら”彼女”が黙っていないと思いますよ?」

クロチルダを見て興味深そうにしているヴァイスにアルは呆れた表情で指摘し

「そのくらいの事は理解している。――――”貴族連合”並びに”身喰らう(ウロボロス)”一同。無駄な抵抗は止めて降伏しろ。特に”身喰らう蛇”の方は”盟主”が殺されたのだからこれ以上戦う意味はあるまい。」

指摘されたヴァイスは答えた後カイエン公爵達を見回して降伏勧告を行った。



「へ――――」

「何ですって!?盟主(マスター)が殺されるなんてそんな出鱈目、信じる訳がないでしょう!?」

ヴァイスの降伏勧告を聞いたデュバリィは呆け、クロチルダは血相を変えて声を上げた。

「奴ならクロスベル解放を行う前日に余達が滅した!その証拠を見せてやろう!―――ゼルギウス!」

「御意。」

リフィアに指示されたゼルギウスは女性と思われる生首をクロチルダの目の前に投げ捨てた。



「えー―――マ、盟主(マスター)……?嘘ですよね……?貴女が死ぬなんて……!?」

自分にとって見覚えのある顔の生首を見たクロチルダは身体を震わせながら生首に話しかけた。

「―――残念ながら”真実”です。」

するとその時リアンヌがアイネスとエンネアと共に姿を現した!



「アリアンロード!?」

「へ――――って、マスター!?な、なななななななな、何故貴女が”英雄王”達と共にいるんですの!?それにアイネスとエンネアまで!?」

「フム……まず何から説明をするべきやら。」

「簡単に説明すればマスターは”英雄王”と”聖皇妃”に忠誠を誓った為、マスターを含めた私達はメンフィルに寝返る事となったのですわ。」

リアンヌの登場にクロチルダは信じられない表情をし、混乱しているデュバリィを見たアイネスは困った表情をし、エン
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