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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜ノルティアの陥落〜
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放った光分子砲撃―――魔力転換砲撃によって片方の砲口が破壊され

「そこだ!―――クリムゾンレイ!!」

「うおおおおおおっ!?」

更に続けて放たれたエイフェリアのアーツによって残った砲口に凄まじい炎のエネルギーが爆発が起こり、両肩の砲口は完全に使い物にならなくなった!



「チャンスですの!邪悪なる者達を焼き払う清浄の炎よ、今ここに来たれ!――――贖罪の神炎!!」

そして結界を解いたリューンは両手から魔法陣を展開して最高位の魔術を発動し

「ガアアアアアア―――――ッ!?」

高火力の魔術を受けたヘクトルは怯むと共に地面に膝をついた!



「これで止めだ!リューン!」

「はいですのっ!神槍の一撃、受けやぁぁぁっがれですのぉぉぉっ!!」

互いのARCUSから強い光を放ちながらエイフェリアはリューンの光の魔力の加護を受けた魔導槍を構えてその場で突きを放った!



「「グングニル!!」」



魔導槍から放たれた光の道はヘクトルの両足の関節部分を貫いた!

「ぐわああああああっ!ば、馬鹿な……!?グハッ!?」

二人が放った協力技(コンビクラフト)――――グングニルによって両足の関節部分が破壊されたヘクトルは地面に倒れた!



「こ、侯爵閣下―――!?」

「クッ……!閣下はやらせん!総員、とつ――――」

地面に倒れたヘクトルを見た領邦軍の兵士達は慌てた様子でエイフェリア達に攻撃仕掛けようとしたが

「――――止めろ!」

「え…………」

ヘクトルから聞こえて来たログナー侯爵の制止の声を聞いて中断した。



「はあ……はあ…………私の負けだ。これよりノルティア州全土は……メンフィル・クロスベル連合軍に……降伏する……っ!総員、武器を捨てよ……っ!」

「こ、侯爵閣下……」

「ううっ…………」

ログナー侯爵の指示を聞いた領邦軍の兵士達はそれぞれ戦意を無くして肩を落としたり悔し泣きをし始め

「ユーゲント皇帝陛下……申し訳…………ございません……でした…………!…………うおおぉぉぉっ………………!」

そしてヘクトルの操縦席ではログナー侯爵が号泣していた。



「―――これでノルティア州は我ら連合軍が完全に掌握した事になりますな。」

「ああ。一戦もせずに制圧等正直拍子抜けだが、双方死者を出さずに決着をつけられるのであれば越したことはない。」

その様子を見守っていたデュッセルとエフラムは静かな表情で呟き

「ふふん、わたくし達にかかればちょちょいのちょいですの♪」

「全く何故わらわがこのような暑苦しい事を…………―――まあよい。行くぞ、リューン。制圧後にせねばならぬことが山ほどあるから
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