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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜ノルティアの陥落〜
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「……自国の領を守って名誉の死を遂げる事がエレボニア皇族達への忠誠と判断し、死兵と化して迎撃して来る可能性も考えられますな。」
「それ以前に内戦を引き起こして皇族達を幽閉した”逆賊”が大人しくアルフィン皇女の”勅命”に従って降伏するとはとても思えないですの!――――あ。」
領邦軍を警戒の表情で睨むデュッセルの言葉に続くようにリューンは答えた後ルーレから現れた機甲兵―――真紅の”ヘクトル”に気付いて声を上げた。
「……どうやら討死する事が名誉であり、エレボニア皇家に対する忠誠と判断されたようですな。」
”ヘクトル”の登場にデュッセルは表情を引き締め
「―――待て。出て来たのは一機だけだ。」
「フム…………こちらにも”ヘクトル”を始めとした”機甲兵”があるのはわかっているだろうから、恐らく戦闘する為ではないと思うが……」
”ヘクトル”が一機だけしか現れていない事に違和感を感じたエフラムは制止し、エイフェリアは真剣な表情でヘクトルを見つめていた。
「―――メンフィル帝国軍並びにクロスベル帝国軍に告ぐ!私の名はゲルハルト・ログナー!エレボニア帝国”四大名門”の”ログナー侯爵家”の当主だ!ルーレを始めとしたノルティアの地を守る領邦軍はアルフィン皇女殿下の”勅命”により、貴殿らに降伏する!だが、それでも私自身は到底納得できない!故に貴殿ら―――いやクロスベル帝国軍に一騎打ちを申し込む!」
「”一騎打ち”だと……?」
「圧倒的有利な立場である俺達がわざわざ一騎打ちに応えた所で、何の利がある!それを説明してもらおうか!」
ヘクトルを操縦するログナー侯爵の言葉を聞いたエイフェリアは眉を顰め、エフラムは拡声器を使って問いかけた。
「ノルティアの統括領主である私が敗れた際ノルティアの貴族達、領邦軍は全員貴殿らに従う命令をノルティア全土に報せを出した!それと一騎打ちの後万が一私が生きていた場合は貴殿らにも大人しく従う!エレボニア帝国制圧後、貴殿らに不満を持つ不穏分子を減らせる事は貴殿らにとっても”利”となろう!」
「……話になりませぬな。ログナー侯爵の命令を聞かない者達もいるでしょうに。……武人としては”一騎打ち”に応えてやりたい所ですが、これは”戦争”。”戦争”にそのような理屈は通りませぬ。」
「というか、考え方がガルムスやベルに微妙に似ていますの。」
ログナー侯爵の説明を聞いたデュッセルとリューンはそれぞれ呆れたが
「……フム。俺も無視して構わんと思うがエイフェリア元帥はどうされる?エレボニア帝国制圧後の分け前ではルーレを始めとしたノルティアの地は貴女達クロスベル帝国になるが……」
エフラムは考え込んだ後エイフェリアに視線を向けた。
「やれ
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