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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜エイリークの失言〜
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しゃるので問題なく撃破できるでしょう。」

信じられない表情をしているシュバルツァー男爵の問いかけにエイリークは落ち着いた様子で答えた。

「………………」

エイリークの説明を聞いたルシア夫人は辛そうな表情で黙り込み

「…………エレボニア帝国滅亡後、エレボニア皇家である”アルノール家”―――ユーゲント陛下達をどうされるおつもりですか……?」

シュバルツァー男爵は重々しい口調で尋ねた。



「……アルノール家の方々はアルフィン皇女が”救済条約”に記されてあった事を実行するまでは、メンフィル帝国領の辺境の地で過ごしてもらう事になっています。」

「”救済条約”…………リィン達が話していたリィンとアルフィン皇女殿下の婚姻の件ですか。もし条約通りアルフィン皇女殿下がリィンに降嫁した場合、辺境の地で過ごす事になっているユーゲント陛下達はどうなるのですか?」

エイリークの説明を聞いたシュバルツァー男爵は複雑そうな表情で尋ねた。

「その際は元エレボニア帝国領の領主を務めてもらう予定になっておりまして。更に本国の社交界の参加も認める事になっています。」

「あの……何故エレボニア帝国が滅亡しても、その条約は違う形で効果を発揮するのでしょうか?」

シュバルツァー男爵の問いかけに答えたエイリークの話を聞いてある事が気になったルシア夫人は戸惑いの表情で尋ねた。



「さすがにリフィア姉上の専属侍女長を務めているエリゼの家族であり、養子の形とは言え、メンフィル皇家の一員であるセレーネを娶る未来のクロイツェン州の統括領主であるリィンさんの奥方の家族を冷遇できませんし、リィンさんがセレーネとアルフィン皇女を娶った時点でアルノール家がメンフィル皇家にとって遠縁の関係になる事も理由の一つです。」

「!?皇女殿下……今、リィンがセレーネも娶ると仰っていましたが……それは真なのでしょうか?」

エイリークの話を聞いてある事に驚いたシュバルツァー男爵は信じられない表情で尋ねた。

「あら?男爵閣下達はご存知でないのですか?リィンさんは現時点でセレーネどころか、多くの女性達と婚約していると聞いていますが。―――その中には男爵閣下達のご息女であられるエリゼとエリスさんも入っていますよ?」

「なっ!?エ、エリゼとエリスもですか!?ちなみに他にもいるのでしょうか……?」

不思議そうな表情をしているエイリークの言葉を聞いたシュバルツァー男爵は驚きの表情で声を上げた後すぐに落ち着いて尋ねた。



「……現時点で先程上げた人物達以外でリィン・シュバルツァーさんと婚約の間柄であるのはRF(ラインフォルトグループ)のイリーナ・ラインフォルト会長のご息女であられるアリサ・ラインフォルトさんと”鉄道憲兵隊”の”
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