暁 〜小説投稿サイト〜
春の歩道
9部分:第九章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
まった夜に

 慰めも何も見出せず一人静けさを恋い慕う


 何をしても騒ぎから抜け出せずにいて

 静けさが欲しいのに得られない

 どうしてもそれに捉われてしまっていて

 喧騒に翻弄されるばかりになる

 疲れ果ててしまって

 自分では何もできずに流されて

 ようやく抜け出したその先にあるのは

 静けさではなく寂しさだけだ

 虚無が支配する冷たい夜に

 疲れ果てた身体を引き摺って闇に帰る


 へとへとになって何とか逃げ出しても

 そこにあるのは虚しさだけ

 どうにも疲れてしまった夜に

 慰めも何も見出せず一人静けさを恋い慕う

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ