機動戦艦ナデシコ
1340話
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である以上、気配遮断は使っても意味がない。
もっとも、シャドウやメギロート、イルメヤ、連合軍からは戦闘機による戦闘だ。
人間大の大きさの相手をわざわざ攻撃したりはしないだろう。
……木星蜥蜴は別だけど、な。
そんな風に考えている間に、丁度タイミング良くバッタが俺の方へと向かってくる。
どうやら俺の存在に気が付いたのだろう。
ミサイルを発射せず、体当たりをする為に突っ込んで来る。
人間に見えたんだろうから、わざわざ弾数制限のあるミサイルを使わずとも速度の乗った体当たりで十分だとAIが判断してもおかしくはない。
だが……甘い。
真っ直ぐに俺の方へと向かってくるバッタの体当たりを、身体を斜めにして命中寸前に回避。同時にバッタの装甲へと手を触れ……次の瞬間バッタの姿は消えていた。
「無人機だけに、空間倉庫に収納出来るのは助かるな。次の目的は……」
わざわざ生身で出撃してきたのは、別にバッタを鹵獲する為ではない。
バッタ程度であれば、それこそイルメヤのスパイダーネットがあれば十分鹵獲出来るのだから。
そのまま空を飛びながら、俺を目指して近づいてくるバッタを次から次に収納していき……やがて俺の姿は敵の後衛部分へと到着する。
カトンボ、ヤンマ、チューリップ。
それらが陣形を組んでいる場所だ。
そこまで大きくなると、俺に気が付かないか、気が付いても相手にしていないのか全く無視している。
そんな中……
「収納、と」
まず真っ先に最大の目標であるヤンマが攻撃をする為にディストーションフィールドを解除したのに合わせて中へと入り込み、装甲に触れて収納する。
突然姿を消すヤンマ。
それから、次々にヤンマ、カトンボ、チューリップの姿が消えていき……最終的に俺が入手した艦の数は20隻にも達していた。
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