第132話
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「アニスが見たら、自分の物にして元の世界に戻った時に売っぱらうんじゃねぇか?」
「まあ、アニスですからねぇ。それが封印石でなければ、本当に実行するでしょうねぇ。」
「ハア……アニスの性格を考えたら間違いなくそうするでしょうね。」
「はいですの。」
封印石を見つけたリースが目を丸くしている中、エステルは興味ありげな表情で封印石を見つめ、ルークの推測を聞いたジェイドは同意し、ティアは呆れた表情で溜息を吐き、ティアの言葉にミュウは頷いた。
「へ……じゃあ、これにあたし達が封じられていたの?」
「ええ、間違いありません。どなたか心当たりは?」
「う、うーん………後まだ解放されていない人で心当たりがあるのはソフィやリオン、レイスさんやレーヴェ、後はイオンさんとアリエッタさんくらいだけど……」
「”影の王”の話だと異世界出身の二人はこの迷宮の最後で手に入れるみたいだから、レイスお兄さん達と考えるのが妥当だけど……もしレイスお兄さん達も”異界の英傑達”に入るのだったら違うからレーヴェになるわね。お兄様達の方は心当たりはあるかしら?」
リースの質問にエステルと共に考え込んでいたレンはルーク達に視線を向け
「フム……可能性として考えられるとすればアッシュですね。」
「そうですね……さすがに兄さんや教官はあり得ないと思いますし。」
「うげっ……ナタリアには悪いけど正直、あいつとはあんまり会いたくないんだよな〜……」
「みゅ〜……もしアッシュさんだったら、ご主人様と喧嘩になる気がしますの……」
ジェイドの推測にティアは頷き、それを聞いたルークは嫌そうな表情をし、ミュウは不安そうな表情をしていた。
「………いずれにしても一度”拠点”に戻った方がよさそうですね。」
その後リース達は封印石を解放する為に庭園に戻った―――――
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