第132話
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一方エステルはジト目で仲間達を睨んだ。
「………なるほど。聞くまでもありませんでしたか。」
「も、もう………それで納得しないでよ。まあいいや、早く中に入って”第五星層”に行きましょ!」
「ええ、了解しました。」
そしてリース達は転位陣の中に入って、転位した。
〜第五星層・光迷宮〜
「これって………」
「やはり………異空間のようですね。」
第五星層に到着し、周囲の様子を見たエステルは驚き、リースは冷静な様子で判断した。
「大理石で作られた次元の狭間にある迷宮……そんな所でしょうか。」
「見た感じ、迷宮の構造も結構複雑だな。」
「気合を入れて挑む必要がありそうね。」
「ええ……………この気配は………!」
ルークとエステルの意見にリースが頷いたその時何かの気配を感じたリースは表情を引き締めた。
「え……」
リースの言葉にエステルが呆けたその時リース達の目の前に妖しげな光陣が現れた!
「なっ………!?」
「来たわね………!」
「!後ろからも来ます!」
光陣の登場にエステルが驚いている中ティアは厳しい表情で声を上げると光陣から今まで見た事のない悪魔が現れ、何かの気配を感じたジェイドが後ろに振り向いて叫ぶと蜘蛛のような姿をした魔物が空から降って来て、リース達を包囲した!
「うふふ、早速歓迎されたわね。」
「みゅ〜……囲まれてしまったですの。」
「チッ、雑魚の癖に考えているじゃねぇか。」
レンは不敵な笑みを浮かべて武器を構え、ミュウは不安そうな表情で呟き、舌打ちをしたルークは周囲を警戒しながら武器を構えた。
「夢魔と夢蜘蛛……………人の夢を喰い荒らし、悪夢を運んでくる者とも………!」
「なんかいきなり手強いのが現れたみたいね………まあいいわ。遠慮なくぶっ飛ばしてあげる!」
そしてリース達は戦闘を開始し、協力して魔物達を撃破した!
「………何とか、退けましたか。」
「はあ、さすがに一筋縄じゃいかなかったわね。」
「今のが話に出てた『悪魔』って奴等か?」
戦闘が終了し、仲間達と共に武器を収めたリースとエステルは安堵の溜息を吐き、ルークは尋ねた。
「ええ、その亜種である『夢魔』という存在です。伝承通り、精神攻撃に長けた者達のようですね。」
「やっかいな連中ね………となると、それなりの準備をした方がいいのかも。」
「そうですね……装備などを確認した上で慎重に進みましょう。」
その後リース達がしばらく探索を続けると封印石を見つけた。
「これは………」
「へえ………やたらと綺麗な宝石ね。七耀石か何かかしら。」
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