第131話
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はあるまい。」
「ケビンさんのことならどうか心配しないでください。残ったメンバーで分担して看ることにすれば大丈夫です。」
リースの決意を知ったティータはリースを見つめ、ミュラー少佐は重々しく頷き、クローゼはリースを元気づけた。
「はい………どうかよろしくお願いします。」
「……………………………」
「………?エステル、どうしたの?」
考え込んでいるエステルに気付いたヨシュアはエステルに尋ねた。
「うん………あの、リースさん。一つお願いがあるんだけど。探索に向かうんだったらあたしとルーク兄も同行させてくれないかな?」
「え………」
「エステル?」
「つーか、さり気なく何で俺まで一緒なんだ?」
エステルの提案を聞いたリースは驚き、ヨシュアとルークは不思議そうな表情でエステルを見つめた。
「ほら、その………目を覚ましたばかりだから色々と肌で知っておきたくて。一応、これでも遊撃士だから色々とお手伝いもできると思うし。それにティアさん達の話によるとルーク兄って、クーデターや”リベールの異変”のあたしの時のようにティアさん達に色々とお世話になったんでしょう?だから、ルーク兄もティアさん達の仲間としてティアさん達の為にも率先して探索をしたいと思っていたんだけど………えっと………どうかな?」
「…………ハハ………まさかそこまで見抜かれていたとはな。リース、だっけ?そっちがいいんだったら、俺もエステルと一緒に手伝うぜ。」
「…………………………………わかりました。どうかよろしくお願いします。」
エステルの話を聞いたルークは苦笑した後リースに視線を向け、リースは少しの間黙り込んだ後静かな表情で頷いた。
「えへへ、どうもありがとう。………ヨシュア、ルーク兄。勝手に決めちゃってゴメンね。」
「いや………うん、君の判断に任せるよ。リースさんのサポート、よろしくね。」
「俺も気にしてねぇから気にするなって。」
「うふふ、二人の足を引っ張らないように気を付けてよ、エステル?」
「あんたは一々一言多いのよ。」
そしてレンの指摘にエステルがジト目で答えたその時
「――――だったら、私も同行させてもらうわ。」
ティアが探索の同行を申し出た。
「え………」
「ティア………?」
ティアの申し出を聞いたリースは呆け、ルークは不思議そうな表情でティアを見つめた。
「――――”約束”、したでしょう?昔の自分と決別して変わる努力をする貴方を見て、判断してくれって。」
「!ハハ……あれから随分経ったからもうとっくに忘れていたと思っていたけど、まだ覚えていてくれたんだな……」
優しげな微笑みを浮かべて自分を見
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