第131話
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「え、えっと……あたし達はよくわからないんだけど……大爆発現象って何??」
するとその時エステルが苦笑しながらルーク達に訊ねた。
「ガイ、説明を。」
「また俺かよ!?えっと――――」
そしてジェイドに促されたガイによってリース達は大爆発現象についての説明を受けた。
「―――要はレプリカと被験者が一つになるって事ね。話を聞く限り正直イオンお兄さんに起こった出来事は奇蹟ね。」
「レ、レンちゃん、今の話を聞いて全部理解できたんだ……わたしは半分ぐらいしか理解できなかったよ……」
「いや、それを言ったらあたし達なんてチンプンカンプンだから。」
「何と言うか……改めてルーク先輩達の世界の技術は凄まじいって事を思い知らされますね。」
「宰相殿が知れば間違いなく利用して、宰相殿や宰相殿子飼いの”子供達”のレプリカとか作りそうだねぇ。もしそうなったらボク達にとってもそうだけど、”貴族派”にとってもお手上げな事になるだろうねぇ。」
「……洒落になっていないぞ。」
説明を聞き終えて納得した様子で呟いたレンをティータは信じられない表情で見つめ、エステルは疲れた表情で溜息を吐き、アネラスは苦笑し、疲れた表情で呟いたオリビエにミュラー少佐は複雑そうな表情で指摘した。
「話がなんだかどんどんそれているようだからケビン神父の事についての話に戻すけど……同じ”聖痕”を持つイオン神父は”聖痕”の力を扱っても倒れなかったのに、ケビン神父は倒れた。この違いについて、何かわかる事はあるかしら?」
「………それは……………理由はわかりませんがケビンは”聖痕”の力を滅多には解放しないそうです。唯一、それを解放するのは”外法”を狩る時のみ………”後戻りできない”大罪人を処分する時だけと聞いています。」
「しょ、処分………」
「な、なんか物騒な話だね………」
シェラザード質問に辛そうな表情で答えたリースの答えを聞いたティータは信じられない表情をし、ジョゼットは真剣な表情で呟き
「ちょ、ちょっと待ってください!今”外法”を”狩る”って言っていましたけど……まさかケビン神父はその”外法”という存在を殺し続けていたのですか!?」
ある事に気づいたロイドは信じられない表情でリースに訊ねた。
「―――”星杯騎士団”には”星杯騎士の心得”というものがあってね。その中には『外法、滅すべし』という心得もあって、七耀教会が”外法認定”した者を”狩る権限”が”星杯騎士団”にあるのよ。当然”外法認定”には七耀教会の最高指導者であられる教皇猊下も関わっているわ。」
「な―――――――」
「そ、そんな……幾ら相手が犯罪者とはいえ、七耀教
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