第131話
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術を結社で完成させたと推測されています。」
「やはり………そうでしたか。」
「……本来の”聖痕”がどういうものであるのかは何となくわかったが………しかし、どうしてケビン神父はそれで倒れる事になったんだ?イオン神父も戦闘の時に極稀に使っていたが、倒れるって事態にまでは陥った事がないぜ?」
「そう言えばそうですよね……?私の時も多少疲れている様子を見せていただけでしたし……」
リースの説明にヨシュアが納得している中ある事を疑問に思ったフレンはリースに訊ね、フレンの疑問にカリンは戸惑いの表情で頷き
「え……ちょっと待って。そんな凄い力を使っているのに、イオン様、今まで倒れた事がなかったの!?」
「……?それはどういう事かしら?」
フレンの質問を聞いたアニスの質問にアーシアは不思議そうな表情で訊ねた。
「だって、病弱のイオン様がそんな力を使ったら間違いなく倒れるもの……」
「そう言えばお前達はイオンの状況は知らなかったな……イオンの話によると、あいつ、目覚めたらシンクの記憶もあったって話だ。しかもシンクと同等の体術が扱えるし、体力もシンクと同等になっていたから以前と違って健康体そのものだから譜術どころかダアト式譜術もリスク無しで扱っていたぜ。」
辛そうな表情になったアニスの話を聞いたルークは自分の知る情報を答え
「ハアッ!?ちょっと待て!それって……!」
「―――間違いなく大爆発現象でしょうね。しかし……記憶だけでなく、体力や譜術力、更にはシンクが習得していた体術まで吸収……ですか。」
ルークの話を聞いたガイは驚き、ジェイドは真剣な表情で答えた後考え込み
「中将、大爆発現象には体力や譜術力等も吸収するのですか?」
「正直わかりません。大爆発現象は大爆発に至るまでの発生時期や発生条件等には不確定要素が多いですからね。しかもレプリカ同士の大爆発現象すらもありえないケースです。」
「イオン様のレプリカが7人も作られた事によって起こった現象……と言う事でしょうね。」
ナタリアの疑問にジェイドは静かな表情で答え、ティアは重々しい様子を纏って呟き
「ご主人様のレプリカが他にもいなくてよかったですの〜……」
「確かにそうだよね〜。ルークやアッシュのレプリカが何人もいるなんて事を考えたらゾッとするよね〜?」
「確かにいろんな意味で考えたくもありませんねぇ?」
「……それはどういう意味で言ってんだよ……?」
ミュウの言葉に意味ありげな笑みを浮かべて同意したアニスと呆れ半分の様子でアニスの意見に頷いたジェイドをルークは顔に青筋を立てて睨み、その様子を見ていたリース達は冷や汗をかいた。
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