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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第139話
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って助けなきゃいけないしね〜!」
アルフィン皇女の意見に続くようにアンゼリカ達―――カレイジャスの乗組員たちも次々とアルフィン皇女の意見に賛成した。
「アンゼリカさん、他のみんなも……」
「フフ、想いは同じなようだ。」
「もちろんボクたちもだよ、クレア!」
「ミリアムちゃん…………」
「大尉―――改めてお願いします。トリスタと士官学院の解放……俺達の任せてもらえませんか?」
「……どうかお願いします。」
「父やお世話になった人達に胸を張って再会するためにも……!」
「………そのためなら頭も下げよう。」
「お願いします……!」
「皆さん……私もトールズの出身ではありますが……皆さんほど士官学院を大切なものに思えたことはなかったように思います。全てを賭けることのできる、強固な意志と結束……ふふ、少し羨ましいです。」
リィン達”Z組”の決意を知ったクレア大尉は苦笑しながら呟いた。
「大尉……」
「クレア大尉の気持ち、わかります。」
「私も……」
クレア大尉の答えを聞いたフィーは驚き、エリスとゲルドはそれぞれ静かな表情で答えた。
「―――2日、待ちます。帝都攻略においてトリスタは重要な拠点……このまま放置はできない上、戦争回避条約に記された”期間”も考えるとそれ以上は待てません。その間に、皆さんで何とか決着をつけてください。」
「あ…………」
「あ、ありがとうございます!」
「フフ、”氷の
乙女
(
アイスメイデン
)
”殿は小芝居がお上手だこと。最初からこっちに譲るつもりだったんでしょうが?」
「ふふ、何のことでしょう。それではみなさん。御健闘をお祈りしています。次にお会いする時は―――是非、内戦の終わった帝都で。」
「はい……!」
「どうか大尉もお気をつけて!」
こうして、リィン達Z組によってトリスタの奪還作戦が正式に行われることになった。詳しい作戦の段取りは一端、トワに任せることになり……リィン達はヴァリマールの太刀の”試作品”の完成に合わせて決行することにしたのだった。
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