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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第136話
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――その裏に隠された真実の記憶をね。」
「え…………」
「獅子戦役の真実……!?じゃあ、やっぱり今の記憶は……」
クロチルダの説明を聞いたエリスは呆け、リィンは血相を変えた後不安そうな表情をした。
「ええ―――”獅子心皇帝”ドライケルス・ライゼ・アルノール。そして”槍の聖女”リアンヌ・サンドロット。彼らはあの獅子戦役を、”騎神”と共に駆け抜けた。そして、他の”巨いなる力”との争いに巻き込まれていったのよ。ちょうどリィン君とクロウがそうであるようにね。」
そしてクロチルダはリィン達にとって驚愕の事実にして信じられない事実を口にした!
「あの”獅子戦役”の裏で、騎神同士の戦いが……!?」
「馬鹿な……そんな話は聞いたことがない!」
「”裏”の真実ですから、当時を知る者達によって徹底的に隠蔽されたのでかもしれませんね……」
「……………………」
クロチルダの口から出た信じられない話にリィンとラウラは声をあげ、シグルーンは真剣な表情で推測し、ゲルドは静かな表情で黙ってクロチルダを見つめ続けていた。
「……おばあちゃん―――”長”に聞いたことがあります。…………まさか………」
「フフ、あなたにもやっとわかってきたみたいね?”巨いなる力”の欠片同士は運命に引き合わされ、争う宿命―――この帝国では激動の時代、幾度も同じ事が繰り返されてきたわ。そして、その真実はやがて人々の記憶から消え去る―――”そういう仕組みになっている”。」
血相を変えたエマの様子を見たクロチルダは意味ありげな笑みを浮かべて答えた。
「”仕組み”……だと……?」
「待ってくれ……!さすがに理解が追いつかない!」
「クスクス……ちょっと理解するのは難しいかもしれないわね。でも、仕方がないわ。この世界は”そういうふうに”できているのだから。」
「そ、”そういうふうに”……?」
戸惑っているラウラとリィンを可笑しそうに見ていたクロチルダの答えを聞いたエリスは不安そうな表情をし
「……まさか、ヴィータ。魔女の真の目的というのは―――」
ある事に気付いたセリーヌは真剣な表情でクロチルダを見つめた。
「そう―――その巨大な仕組みと流れの一端を担い、管理すること。それこそが私達”魔女”の本来の役目というわけ。フフ、新米魔女と使い魔には初耳でしょうけど。」
「…………っ………………!」
「エマ…………」
クロチルダの答えを聞いて息を呑んだ後辛そうな表情で顔を俯かせるエマをゲルドは心配そうな表情で見つめた。
「ふふ、婆様もあなたには負担をかけまいと、黙っていたんでしょうけど……使命の本質も知らないまま使命のために生きて来た、私の可愛い
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