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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜クロスベル帝国〜
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とリセル!私達だけにギュランドロス様の事を丸投げしないで下さい!私達もギュランドロス様の奇行にはいつも困っていたんですからね!?」
ヴァイスとギュランドロスの言葉を聞いた黒髪の女性―――リセル・ザイルードは疲れた表情で溜息を吐き、ルイーネは微笑み、エルミナはヴァイスとギュランドロスを睨んで指摘した後リセルも睨んで声を上げた。
「アハハ………エル姉にとってはようやく自分の負担を減らせるチャンスなんだから、絶対に逃すわけないしね〜………まあ、今度からはヴァイスも加わるからもっと苦労するのは間違いなしだね♪」
「きっと今後はリセルとエルミナが一番苦労するんでしょうね…………」
エルミナとリセルの様子をアルと共に苦笑しながら見ていたパティルナは苦笑した後からかいの表情をし
「アルちゃん!お願いですから不吉な事を言わないで下さい!」
「パティ!貴女もです!」
二人の言葉を聞いたリセルとエルミナは疲れた表情でパティルナとアルを見つめて言った。
「――――それで。俺達の鎧は。」
「はい、こちらに。」
「どうぞ、ギュランドロス様。」
そしてリセルとルイーネはそれぞれヴァイスとギュランドロスに外套が付いた漆黒の鎧を渡し、渡された二人はそれぞれ鎧を装備した。
「フッ。ヴァイスハイトにとっては懐かしき色だな。」
「フフ、そうですね。」
漆黒の鎧を身につけたヴァイスを見たガルムスとベルは口元に笑みを浮かべ
「そういえば……代々のメルキア皇帝の鎧は漆黒だったな。」
「…………ようやくヴァイスハイトが”王”になる瞬間を見届ける事ができたな……」
「ヴァイスの為に戦い続けた私もようやく見る事ができました…………」
明るい緑色の髪を持ち、やや耳が尖っている女性―――エイフェリア・プラダとダークブラウンの男性―――オルファン・ザイルード、アルは静かな笑みを浮かべ
「今思い出しましたけど私達はヴァイスハイトが帝位に着く前に眠りにつきましたから、これが初めてですの。」
「……まあ、私は見たくなかったのだけど。」
ベルと同じサイズの意志がある人形―――リューンとナフカはそれぞれ呟いた。
「――――今ここに暗君ディーターは滅び、”クロスベル独立国”は滅んだ!」
「そしてこの俺、ギュランドロス・ヴァスガンを皇帝に即位し…………」
「もう一人の皇帝はこの私ヴァイスハイト・ツェリンダーが即位し……」
「「今ここで”クロスベル帝国”の建国を宣言する!」」
そして覇気を纏ったヴァイスとギュランドロスは叫び、その様子をマスコミ達は次々とカメラで写真を撮り、リセル達――――クライスやエア・シアル等一部を除いたヴァ
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