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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜蒼の騎神の最後〜
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戦争回避条約で定められていた期間をもう少しだけ延長する事はできないでしょうか?」
その時ヴァイスリッターからエリゼの声が聞こえ
「ああ、そう言えばクロスベルが解放されて、クロスベル帝国が建国されるから期限が切れちゃうわね。どうする、ヴァイスお兄さん?」
戦争回避条約の内容を思い出したレンは目を丸くした後ヴァイスに視線を向けた。
「………………エレボニアの内戦の状況は今どうなっている?」
「昨日アルバレア公夫妻が拘束、処刑された後クロイツェン州全土がメンフィル帝国領となったわ。更にノルティア州全土も貴族連合から脱退しているわ。その結果エレボニア東部の貴族連合の勢力がいなくなったようなものだから、東部に陣を築いている第3、4機甲師団、そして鉄道憲兵隊と”紅き翼”が協力すれば、帝都の解放並びにエレボニア皇族達の救出くらいならできると思うわよ?」
「…………メンフィルとクロスベルによる連合軍がエレボニアに侵攻した場合、どのくらいの日数で決着をつけられると思う?」
レンからエレボニアの状況を聞いたヴァイスは考え込んだ後レンに尋ねた。
「そうね……ノルティア州はアルフィン皇女の手配によって無条件降伏する可能性が高いって話だから事実上現時点で東部の制圧は完了したようなものだし、クロイツェン州全土からの西部への進撃スピードや領邦軍を殲滅する時間も計算に入れると……………―――2,3日くらいあればエレボニア帝国を滅亡させるには十分だと思うわよ。」
「遅くてもたった3日でエレボニア帝国を滅亡させるだって!?」
「し、信じられない程の速さね……」
「あ、ありえねえ……」
「まあ、メンフィルの協力がありますからね……」
レンの推測を聞いたロイドは声を上げ、エリィやランディ、ティオは疲れた表情をした。
「―――ならばあの”大樹”が消えるまではエレボニア帝国侵攻を待ってやる。オルディーネ破壊の協力に大きく貢献したエリゼ、それがお前への”報酬”代わりだ。無論、その機体もお前に贈与する。それに”Z組”の成長に関わった”クロスベル警察局長”として……リィンを慕うメサイアの父親として、そのくらいの猶予を与える”義理”はあるしな。」
「うふふ、クロスベル側がそう言うのなら仕方ないわね。レンもその件をパパ達に伝えて、”至宝”と思われる”大樹”が消えるまではエレボニア帝国侵攻をしないように手配しておくわ。」
「局長………」
そしてヴァイスとレンの答えを聞いたロイドは驚き
「………寛大なお心遣い、ありがとうございます。」
ヴァイスリッターからエリゼの感謝の言葉が聞こえた後ヴァイスリッターはオルディーネの上半身の機体に近づき
「―――これで止めです、”蒼の騎神”
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