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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜蒼の騎神の最後〜
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えて来た。
「………ナイ…………」
「え…………」
その時オルディーネの上半身から聞こえて来たオルディーネの機械音を聞いたエリィは呆け
「
起動者
(
ライザー
)
……クロウ…………スマナイ……我……オ前ト灰ノ
起動者
(
ライザー
)
トノ約束……守レナイ…………」
「まさか……自分の意志を持っている……?」
「……事情はわかりませんが、”彼”にとってこの戦いは不本意だったのでしょうね。」
オルディーネから聞こえてくる後悔している様子の機械音を聞いたルフィナは驚き、エイドロンギアから降りたティオは複雑そうな表情をし
「………………」
ヴァイスリッターの操縦席にいるエリゼは目を伏せて黙り込んでいた。
「―――エリゼお姉さん。せめてもの情けにリィンお兄さんの妹である貴女が止めを刺してあげたら?そうした方がオルディーネもちょっとは浮かばれると思うわよ?」
「!それは…………」
レンの指摘を聞いたヴァイスリッターの操縦席にいるエリゼは目を見開いた後黙って考え込み
「どういう事だ、レン姫。何故そこでメサイアと契約しているあのリィン・シュバルツァーが関係している?」
二人の会話が気になったヴァイスはレンに尋ね、レンとエリゼは”パンダグリュエル”でのリィンとクロウの”約束”の話をした。
「………………」
「それは…………」
「リィンさんには申し訳ない事をしましたね…………」
「うん……この事を知ったリィンは悔しい思いをするだろうね……」
「そうね……ひょっとしたら恨まれるかもしれないわね……」
事情を聞き終えたヴァイスは目を伏せて黙り込み、ロイドとティオは複雑そうな表情をし、キーアとエリィは辛そうな表情をし
「……俺個人としては男と男の約束に割り込む真似なんざしたくなかったが……―――だからと言って、俺は後悔しねぇぜ。もしそいつを野放しにしたらクロスベルがどうなったかわかったもんじゃねえからな。」
「確かにそうですね。暴走したあの機体がクロスベルに解き放たれた時、被害が甚大なものになり、犠牲者も出る事は目に見えています。」
「それに見方を変えれば俺達はエレボニア帝国の内戦終結に貢献した事にもなるんだ。貴族連合にとって”切り札”の一つであるそいつがいなくなりゃ、内戦終結も早まるだろう。」
「全ての”元凶”は先程あの機体の暴走に巻き込まれた愚か者。貴方達は彼らに対して罪悪感を感じる必要はないわ。貴方達は”自分達の護るべきものの為”に戦ったのだから。」
静かな表情で語ったギュランドロスの意見にダドリーは頷き、ランディは静かな表情で推測し、ロカはロイド達に自分の意見を口にした。
「……ヴァイスハイト様、レン姫。
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