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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第二十話 戦場で敵艦を撃破することだけが武勲ではないのです。
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戦場で手柄を立てたくてもたてられない内勤軍人さんたちも『俺も昇進できるんじゃね!?』ってな感じで、一層内務に精出すと思うんです。そうすれば効率がアップアップ!!だと思いません?」
マインホフ元帥は、ハタと膝を打った。
「おぉなるほどのう!!流石はアレーナじゃ。まさに目からうろこじゃのう!!よし、早速部下たちに相談して事を進めるとしよう」
マインホフ元帥は「流石おじいさま、すごぉい!やるぅ!!」という大姪の褒め言葉をもらい、デレデレになりながら、ランディール侯爵邸を後にして、いそいそと軍務省に引っ返したのである。
というわけで、ラインハルトは陰でこっそり尽力したアレーナのおかげで昇進することになったのだが、本人はそんなことは夢にも知らなかった。
ラインハルトは少佐に昇進の後、駆逐艦エルムラントUの艦長を命ぜられることとなったのであった。
帝国歴483年3月19日――。
イゼルローン要塞
イルーナ、ティアナ、フィオーナの三人がイルーナの自室で高速通信でアレーナと極秘通信をしていた。この端末は完全にランディール侯爵家専用の通信回線の上、暗号化された高速通信なので、傍受される危険性はなかった。
『・・と、いうわけでね、ラインハルトは原作通り、コルネリアス・ルッツの助けを借りて、決闘者を撃退したってわけ。それでもって軍務省のシステムを改革して少佐に昇進したわよ』
「そんなの当り前じゃない。あ、前半の部分よ。後半は確かにびっくりだけれど。でも、それをわざわざ報告しに来たの?」
『ティアナ違うわよ。それに+アルファもう一つ。あのベーネミュンデ侯爵夫人は、死んだわよ』
『えええええええええ!?!?・・・モガッ!!』
フィオーナの口を二人がかりで押さえつけた。「ん〜〜ん〜〜〜!!」と手足をばたつかせるフィオーナに、
「声が大きい!!・・・・で、何なの?嘘でしょ?原作だとベーネミュンデ侯爵夫人はラインハルトの元帥就任後に自裁を命じられるんだから」
『ティアナそれがねぇ。ちょっと私が細工したのよね。後々ああいうのに出張ってこられると面倒くさいじゃないの。だからグレーザー医師ともども、決闘者を指し向けたのはベーネミュンデ侯爵夫人であって、その狙いは実はリッテンハイム侯爵だってことにしておいたの。でっち上げよ』
イルーナはフィオーナから手を離してさっと立ち上がった。
「アレーナ!!」
イルーナの表情が変わる。怒った時ほどの教官ほど恐ろしいものはいないとティアナ、フィオーナの二人は身に染みて知っていた。
『・・・・ってのは冗談。まだ生きてるわよ』
3人は一斉にと息を吐いた。またアレーナの「しれっと冗談ここでぶち込む!?」が始まったのかと思ったからだ。前世で
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