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ハイスクールD×D 歩き始めた男 3
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第一に考えるんだ。そして何より、辛い状況が訪れようと折れぬ心、眷属を、仲間を信じる心をしっかりと持て!!それが人の上に立つ者というものだ」

そして最後に兵藤。話を聞いて、体付きを見て手合わせをする前から答えは出たが、とりあえず身を持って体感させるのが一番か。合図と同時に一気に近づいて双手刈からのパワーボムでダウンさせる。

「宝の持ち腐れだ。付きっ切りで徹底的に鍛え上げてやる。前提条件を満たしてないからな」

さてと、その前にパワーに連絡してアーシアを連れて来てもらうか。こいつは大仕事だな。







パワーにアーシアを連れて来てもらい、二人して徹底的に兵藤の肉体改造を行う。初日から死にかけだが、相手のフェニックスの能力査定からこれぐらいは普通にやり遂げてもらう必要がある。アーシアの神器を使って超回復も行わせて、プロテインも十分に飲ませてるから効率は最高だな。ある程度回復したところで露天風呂で裸の付き合いを行う。

「相変わらずすごい筋肉だな、パワー」

「これでも余分な分を落としたんだがな」

「うらやましいわ。オレの場合、再改造を施す必要があるからな。施設がないから精々メンテナンスで限界なのに」

「メンテナンスが行えるだけマシなのか?」

「そうだな」

「なんか物騒な言葉が聞こえるんだけど、本当に機械の体なんですか?」

「ああ、こんな感じで」

右腕を引き抜いて見せてやる。

「改造の手が入っていない部分はないな。脳も弄られてるし。神経系統ぐらいか?」

赤心少林拳の極意を使うために末梢神経まで全て移植されてるはずだからな。

「ど、どうしてそこまで?」

「ああ、別に自分で望んだわけじゃない。実験体として拉致られて改造されたんだよ」

その言葉に3人が驚く。

「戦場で生き残るために自分を改造したと思っていたら他人に無理やり改造されていたのか」

「まあなんだ、世界征服を企む悪の組織に改造され、悪の組織の首領に復讐を誓ったんだけどな、それよりも尊い命を守るために復讐を諦めちまったのさ。まあ、何度かその首領と戦って、そいつの存在の歪さからそうするしかなかったってのも理解できたからっていうこともある。こればっかりは、今でも間違えたんじゃないかと思うときもある。だが、それでも変わらないことは一つ。尊い命を救うということは間違っていないということだな」

右腕を元に戻しながら頭に乗せていたタオルで顔を拭く。

「まっ、こんなかだらだからこそ救える命があるんだ。腐ってる暇があるなら前を向いて歩くさ。立ち止まっていても答えが得られるわけじゃない」














「最後まで眷属を信じ、諦めなかったな。危機的状況におい
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