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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第502話】
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笑むシャルだが、内心人前でのキスは初めてだったため、心臓の鼓動が激しく高鳴っていた。

 ラウラも、次からはバレないように抜け駆けしようと内心心掛け、嫉妬している自分を今回だけ特別に抑え込んだ――ヒルトと身体を重ねる時に、全て発散すればいいと思って。


「そ、それじゃあさ、ご飯食べに行こ? ラウラも食べるでしょ?」

「む、無論だ。 ……ヒルト、今日は一日休みだが、何かする事でもあるのか?」


 話題が変わる、今日一日何をするという事も無いのだが……とはいえ、楯無さんの見舞いに行かないといけないと思い。


「朝は楯無さんの面会に行こうと思ってる。 午後からは……予定は特に無いが、ちょっとニュースとか見てみたいから」

「ふむ。 私はシャルロットと二人で出かけるのだが、ヒルトもどうかと思ったのだが……」

「面会じゃ仕方ないよ、僕たちも楯無さんの容態気になるけど……どうしよう」

「ん、気にせずに二人は出かけてきなよ。 せっかくの休みだし、休みぐらいは羽を伸ばした方がいいしな、これが」


 ヒルトがそう言うと、二人は小さく頷いた。


「んじゃ、ご飯食べに行こう」


 そう言って立ち上がるヒルト、シャルもラウラも改めてヒルトを見ると心なしか大きくなったように感じた。

 様々な経験が人を成長させる――それを改めてシャルは実感するとヒルトの腕を取る。


「じゃあ、早く食べよ? 僕もペコペコなんだぁ」

「うむ。 腹が減っては戦は出来ぬというからな。 では行こうか、ヒルト」


 そう言って反対側の腕を取るラウラ、二人に連れられて三人は一路食堂へと向かった。
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