北方作戦
第11話 北方作戦の前哨戦 U
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じた。これには長門も反発するが、結局は論破されて従う他は無かった。
陸奥「長門、提督は何て?」
長門「今のチャンスに乗じて直ちに帰投しろとさ」
アイオワ「What’s??提督がそうしろと?」
長門「ああっ、そうだ」
陸奥「提督が言うんじゃ、仕方ないわね」
長門「ああっ……」
陸奥が提督からの命令を聞くので、長門は言われた通りの事を伝え、アイオワも驚くが、提督の命令である以上は従うしか無い為陸奥は認めざるを得なかった。
長門「全艦に告ぐ!この機に乗じ、直ちに現海域より離脱する??」
『ええ〜〜〜??』
長門「提督からの命令だ!早くしろ??」
『は〜〜い……』
その後長門は全艦娘にもこの事を伝え、各艦娘は渋々撤退準備に掛かった。
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陸奥「長門、全艦撤退準備完了」
長門「よし、では全艦!直ちに__」
それから間もなく撤退準備が完了し、全艦娘に号令しようと長門が声を発したその時…、
戦艦棲姫「マテ……」
『??』
なんと無力化した筈の戦艦棲姫が動き出し、長門達へ近付こうとしている。
長門「まだ生きてるのか??」
あまりの事態に主砲を旋回させようとした長門だが……
戦艦棲姫「ナゼ…シズメン……ナゼ…シズメヨウト…シナイ……?」
呻く様な言い方で長門達にそう聞いて来た。
長門「!」
陸奥「あいつ、まさか…聞いてるの?私達に?」
長門「多分な……」
これには長門どころか陸奥も驚いた。今までの深海棲艦には、そんな事は聞いて来ようとはしなかった。それを考えたら、今回の場合は極めてあり得ない状況だった。
だが……
長門「それは、提督がそう命じられたからだ!」
戦艦棲姫「テイ…トク……?」
長門「そうだ!時々無知な事をする人だが、それでも我々の事を大事に思ってくれてる立派なお方なんだ??」
戦艦棲姫「リッパナ…カタ…テイ…トク……」
戸惑いながらも、長門は提督の座蒲郎に命じられたと言って更に説明。一方の戦艦棲姫はどこか興味津々だった。
すると……
戦艦棲姫「……アイ…タイ……」
長門「えっ?」
戦艦棲姫「アイ…タイ……テイ…トク…ニ……」
『!』
突然何を思ったのか、長門達の提督である座蒲郎に会いたいと言い出した。
長門「いやしかし、それは流石に__」
戦艦棲姫「ダ…メ……?」
長門「う……そ…それは……」
突然の事に動揺して断ろうとしたものの、何故か可愛く迫る戦艦棲姫に長門は口ごもってしまった。
ーーーー
座蒲郎『どうした、何かあったか?』
長門「いやその……お前に会い
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