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艦隊これくしょん【転移した青年の奮闘記】
北方作戦
第11話 北方作戦の前哨戦 U
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奥、用意良し!」

アイオワ「同じくアイオワ、用意良し!」

長門「よし!」

それに対して陸奥とアイオワは準備完了。同時長門も砲撃準備が完了し、戦艦棲姫に狙いを定める。

長門「砲撃開始!撃(て)〜〜??」

陸奥「選り取り見取りね、撃て!」

アイオワ「さぁ、私の火力見せてあげるわ…Open fire!」

≪ドオンッ…ドンッドンッ!≫

長門達の砲撃で戦闘開始。前哨戦最大とも言える戦いが切っておとされた。

≪ズガァ〜〜〜ン!≫

戦艦棲姫「キャァ!」

長門「よし、先手を取ったぞ!」

第一斉射で戦艦棲姫に命中。
しかし……

戦艦棲姫「シズマナイワ……ワタシハ…モウ…ニドト……!」
強靭な装甲を持つ戦艦棲姫にはあまり通用していない。


長門「くそっ!第一斉射で砲撃が効かないとは、どれだけ堅い奴なんだアイツは??」
初弾で通用しない相手に悔しがる長門だが……

座蒲郎『長門、お前が取り乱してどうするんだ!戦場では一瞬の油断が敗北を招くんだぞ??』

長門「すまない提督、だが奴はタダ者じゃないんだぞ!」

座蒲郎『戦艦棲姫は撃破出来なくてもいい!奴を退けることさえ出来ればそれで良い!お前達がすべきことは、確実に奴にダメージを与えることだ??
奴と距離を保ち、正確な射撃に努めろ!下手に接近しようものならヤられるだけだ!第三水戦が敵護衛艦を叩き、戦艦棲姫への攻撃に加わり次第直ちに徹底攻撃に転じろ??
それまではなんとか持ち堪えろ??
分かったな?』

長門「……、分かった!」

そこへ座蒲郎からの通信が入り、長門へ更なる指示を送ると共に長門を勇気づける。

長門「陸奥,アイオワ、戦艦棲姫と出来る限り距離を取れ!このままじゃヤられるぞ??」

陸奥「分かったわ!」

アイオワ「roger that!(了解!)」

≪ザザ〜〜〜……≫

座蒲郎からの指示通り、長門は陸奥とアイオワと共に距離を置く為速度を上げて離れて行く。


≪ゴゴゴゴ……ガコンッ!≫

戦艦棲姫「シズミナサイ!」

≪ドゴォ〜〜ン……!≫

一方、長門達に遅れて狙いを定めた戦艦棲姫が砲撃開始。
だが……

≪ヒュルルルル……ズッズーーン!≫

砲撃する前に長門達が回避を始めた為、砲弾は長門達の至近に着弾した。


陸奥「危なかったわね」

長門「ああっ、後もうちょっと遅かったら確実にヤられてたな」

アイオワ「不本意ながら、仕方ないです」

砲撃を無事躱した長門達は安堵に包まれたが、敵は今だ健在。一瞬の油断が敗北を招くこの状況で、戦いはまだ続く。

ーーーー

一方その離れた場所で……

≪ドンッドンッドンッ!≫

≪ザ
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