北方作戦
第11話 北方作戦の前哨戦 U
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戦艦棲姫「……」
『……』
先程隼鷹の偵察機が発見した戦艦棲姫とヲ級2隻、そして重巡リ級と駆逐艦ロ級が2隻だった。
長門「ここにきて戦艦棲姫だと??」
陸奥「どうするの、長門?」
長門「くっ!」
あまりの事態に長門は動揺した。長門らは戦艦3隻を揃えてるとはいえ、戦艦棲姫では分が悪い。オマケに2隻の正規空母も連れてるとなると、幾ら強力な艦上戦闘機を持つ自分達の方が不利だった。
長門「提督に報告しよう」
陸奥「私も同じ意見よ」
『うんうん』
長門「……」
策が思いつかない長門は、悩んだ末に座蒲郎に連絡して指示を仰ぐことに決めた。
これにみんなも賛成し、長門は鎮守府の座蒲郎へ連絡する。
ーーーーーーーーーーーーーーー
……主人公サイド……
一方、横須賀鎮守府の会議室
「「……」」
大まかな作戦立案が終わり、座蒲郎と陸軍少将は長門達の帰還を待っていた。
そこへ……
≪バタンッ!≫
大淀「提督、長門秘書艦より指示を求める通信が入りました!」
座蒲郎「何だって??」
会議室のドアが勢いよく開き、大淀がけすを変えて入って来て報告。それを聞いた俺は驚いてしまった。
幾ら長門でも、そんなミスをするとは到底思えない。その本人から連絡とは余程重大な事態が起きたに違いない。
座蒲郎「分かった、すぐに出る!通信を代われ!」
大淀「はい!」
すぐ事情を聞くために大淀に通信を代わるように指示。
大淀「提督!通信代わりました、どうぞお話し下さい!」
≪スッ≫
座蒲郎「ありがとう!」
早速大淀は通信を代わり、本人に礼を言った俺はさっき大淀から渡されたヘッドホンマイクをセットした。
このヘッドホンマイクは海へ出撃した艦娘達と交信することが可能な無線式で、しかも供給源要らずで持ち運び可能な超ハイテク機器。
座蒲郎「長門、聞こえるか応答しろ!」
何はともあれ、長門へ連絡する。
長門『提督、私だ!聞こえてるぞ!』
なんか久しぶりに長門の声が聞けたような気がしたが、とにかく状況を聞く。
座蒲郎「長門、どうしたんだ、みんな怪我は?」
長門『安心しろ、みんな無事だ!.だが、目的地近くにいた戦艦棲姫が出て来たんだ!』
座蒲郎「何、戦艦棲姫が??」
長門「ああっ、それで提督に指示を仰ぐ為に連絡したんだ!」
みんな無事みたいで良かったけど、戦艦棲姫が現れたと連絡を聞いて驚きを隠せなくなった。
長門達側の戦艦は3隻、しかも1隻は大和と同程度の火力を持つアイオワ。けれど、だからって戦艦棲姫を相手にするのにそれでは心細い……
俺も向こうでは戦艦棲姫の相手に手を焼いたが、こっ
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